幽界の山道マラソン
2019年3月13日の幽界訪問から。 私は気持ち良く山道の昇りで走者を追い抜いていった。途中で地上時代に有名だった選手に出会った。パラグライダーもやる方で雨の中でもスリムな体を動かしていく。彼は個人で走っているだけでマラソン大会に参加しているわけでなかった。幽界でも素晴らしい競技者として活躍を続けている。私も精神力をいただき、新たな憧れを抱くことができた。それが、私の力強い走りとなった。 故人となってから幽界でマラソンを続ける人は少ないようだ。やはり肉体があっての陸上競技かもしれない。確かにランナーは地上より、はるかに少ない感じがする。ただ、地上時代に競技者だった人、マラソンに凝った人は肉体が無くなっても意識の癖として残る可能性はあるだろう。それが私の場合だ。まだ、地上人なので肉体を持ってマラソンを継続中であり、幽体離脱した状態でも新たに体験を積むことになる。決して悪いことではないだろうが、地上を離れた場合、幽界では徐々にマラソンも飽きてくるだろう。これも地上の垢を落とすことに繋がると思われる。