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わたしの足跡

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2005.05.04
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第二幕に入る前に・・・
世の中には、様々な驚異的な人生が沢山あります。
そう言った意味におきましては、それほど私の心を占めるものではないはずですのに、なぜに彼女の生涯が私をこんなにも困惑させるのか自分自身全く理解に苦しみますが、この数日間、『気』を抜かれてしまったような状態です。

-第二幕-
フランス人の歌手が夢見る舞台、オリンピアでのコンサートを決意します。

世間がエディット・ピアフを称えはじめている時です。

オリンピアでの舞台も大成功に終わりました。会場の一番前の席には、別れた夫リュシアンが新しいフィアンセと一緒でした。
しかし、ダリダとリュシアンの間には周囲が入り込めない何かが確実にありました。
二人が見詰め合う姿には、確かに『愛』が存在していたと思います。

ある日、ダリダの家のディナーに友人たちが集まった時、一人のイタリア人新人歌手ルイジ・ティンコがいた。
二人は一瞬にして恋におちる。
彼女は、自分よりも若いルイジ・ティンコに会いにホテルプリンス・ド・ガール410号室へと少女のように駆けていく。

彼女は、自分達が似た者同士である事を思った。彼も父親を小さい頃に亡くし、父親無しで育っている事、内気で繊細で世の中を上手に渡っていけない事など・・・

二人は一緒に暮らし始める。ルイジ・ティンコの才能を世に出す手伝いの為に、彼女自身のコンサートの前座として新人歌手のコンテストを行う。

内気で繊細な彼は、舞台に立つのが恐く、10杯近くのウイスキーを飲み舞台に立ったが
結果は、誰もがその場を立ち去りたくなるようなものだった。

彼は彼女を残し、ホテルへ戻る。
彼女は舞台後のパーティーを抜けるわけにはいかず、彼と一緒にホテルへ帰るわけにはいかなかった。しかしパーティーが始っても落胆して帰ったルイジ・ティンコの事が気になり、弟ブルノにその旨を伝え中座する。

ホテルの部屋へ入ると・・・血まみれになったルイジ・ティンコが倒れていた。
銃で頭を撃って自殺。

彼女は長い間、家から出る事もなく唄う事もなく廃人のように過した。

ある日、突然ベットから立ち上がり、食卓へ・・・
食卓を囲んでいた母親、弟、義妹へ、このままではいけないと思うからイタリアに旅行に出かけると言う。

家族は喜び、彼女を旅行に出す。しかし行き先がルイジ・ティンコの故郷であるがゆえに弟も同行を申し出たが、一人旅の意志は変わらなかった。

家族に見送られ、空港まで行くタクシーに乗り込む。
タクシーに乗り込むと、ホテルプリンス・ド・ガールまでと・・・
空港ではなく、彼との想い出のホテルへと・・・410号室が予約してあった。

彼のもとに行く為であった。

薬を飲み、ベットへ・・・

しかし、この時は助かる事になる。

続き・・・第三幕へ・・・





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最終更新日  2005.05.05 21:24:01
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