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テーマ:文化(45)
カテゴリ:文化
このところ、雨が降りましたり、太陽が顔を覗かせましたり、突風がきましたり、寒かったり、暖かかったり・・・毎日変化のある天候が続いています。 本日、日本の文化の一つと言っていいのでしょうか?「結び」に付きましての本を拝読致しました。 物と物を結びつけましたり、物を束ねたり、あるいは紐そのものを結び合わせましたり、「結び」という言葉で表現されます行為や、技術がすでに石器時代には存在していたと言われているそうです。 この結びの技術を知らずにいましたら、人間の暮らしが全く違ったものになっていたのではないか?と書かれています。 確かに、日常生活の中で「結び」を捜しましたら、あらゆる所にあります。 そして、日本人であれば、お着物は紐で結び、また帯も結び・・・と言った具合に、着るものも結びに頼っていた事が解ります。 それよりも遡りましても、縄文時代の狩猟や採集、また家屋の組み立てにも「結び」は利用されていたように、生活に密着していたようです。 人類の文明の発見の中で最も注目すべき「火の発見・文字の発見・道具の発明」などがありますが、「結びの発見」も極めて大きな役割をもつでしょうとも書かれています。 火の発見などに比べますと、私などは正直、其処まで大きな発見とは思えませんが、それでも大きな役割であった事は間違いないと思います。 埴輪にみられる首飾りに使われた繊維から作られた紐・刀剣などの紐・・・ これらの紐の歴史もはっきりした事は解っていないようですが、 そしてやはり埴輪でも解りますように、当時より結びは服飾と密接な繋がりがあったようです。 その後、紐・結びは階級を表すものにもなり、色や結びの違いでそれを表現したようです。 そして平安時代には、花結びが生まれ、多様な装飾結びが生まれたようです。 結びには、作業用・宗教的なもの・装飾用とがあり、一番多いのは装飾用で、現在までに伝えられています伝統的な結びは、ほぼこの平安時代に出揃ったようです。 水引きに持ちいます「鮑結び」「片蝶結び」仏具の「けまん結び」などもこの頃から用いられた結びだそうです。 そして、平安時代の貴族社会の服装は、襟元や袖口などが美しい組紐の装飾結びで飾られていたようです。 また、厨子、几帳、日笠などの飾りには「総角結び(あげまきむすび)」が用いられ、鎌倉時代にないrますと、鎧の兜の後部と背部にこの「総角結び」が付けられるようになったそうです。 本日はこの辺で・・・ 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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