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テーマ:文化(45)
カテゴリ:文化
続きまして、ぼたもち編です。 お彼岸に頂きますぼた餅につきまして・・・ まずは、ぼた餅とおはぎの違いは?から・・・ 実は、おはぎとぼたもちは基本的に同じもので、違うのは食べる時期だけなのです。では、ぼたもちとおはぎをこう書くとどうでしょう?「牡丹餅」「お萩」。ピンときた方もいらっしゃるかもしれません。 ぼたもちは、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたものなのです。一方、おはぎは、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたものなのです。 では、何故牡丹の方にだけ餅が付いたのでしょうか?その由来は、「倭漢三才図会」に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあり、牡丹餅がぼたもちになり、萩を丁寧に言っておはぎになったというのが、最も一般的な説です。 よって、春はぼたもち、秋はおはぎと春秋使い分けないといけないのですが、今は年中おはぎで通すお店が圧倒的に多いようです。 おはぎとぼたもちの歴史 しかしなぜお彼岸におはぎをいただくようになったのでしょうか?これは江戸時代にさかのぼります。この時代に、お彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が定着したようです。 あずきの赤色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると信じられていて、古くから邪気を払う食べ物としての信仰が、先祖の供養と結びついたと言われています。 また仏教では、彼岸は、彼の岸として悟りの境地を言い、苦しみに満ちている此岸と対になる言葉として使われています。そこで彼岸中は仏道修行に励む訳ですが、日本では祖霊崇拝の慣習を合わさり、ぼたもちやおはぎを捧げ、先祖を慰め、自分自身の功徳を積んでいました。だから本当は、自分たちで食べるものではなかったんですね。 「暑さも寒さも彼岸まで」と言われるように、春の彼岸は農作業が始まる時期で、秋の彼岸は収穫の時期にあたります。よって、春には収穫をもたらす山の神などを迎えるためぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったとも言われています 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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