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テーマ:文化(45)
カテゴリ:文化
本日は、久しぶりの雨となりまして、太陽の陽射しの合間の涼しい一息といった心地よいお天気となりました。 さて、ブログのデザインを七夕にと変更しましたら、心境の変化も起きたような気が致します。逆説ですね・・・。 という事で・・・ 禅芸術の七つの性格と言われている七つを記していこうと思います。 1.不均斉 2.簡素 3.枯高 4.自然 5.幽玄 6.脱俗 7.静寂 まずは、不均斉から・・・ これは均斉がとれていない、いびつである、ひずみがある・・・といった事でしょう。 数字で言いますと、偶数が均斉、奇数が不均斉・・・ この不均斉は、真・行・草に分けますと、やはり草に近づくという事になりのでしょう。 しかし、これは完全に至る過程ではなく、 完全や端麗の否定としてのデフォルマシォンであり、聖の否定としての「無聖」。 所謂不完全や俗ではなく、完全をも超え、聖をも超えた不完全・・・。 私が良く考えますのが、顔・・・ 美しく均斉のとれた顔よりも何処か不均斉である方が美しく見えましたり・・・ 例えば、お洋服もそうなのですが・・・ 日本で昔造られたお洋服は、真面目に黄金率なるものが守られていて、味のないものだったように思います。 それに比べ、黄金率を全く守っていない、そのような基本さえない、西欧のお洋服に魅力を感じ、皆さんが西欧のブランドを崇拝するようになったのではないでしょうか? (現在は違います) しかし、これは全くの私論ですので、実際はわかりません。 と俗的な方向へ話は脱線しましたが・・・ 神や仏は聖なるものという言葉で言い表わされるようなものになっていますが、禅に於ける仏は、むしろ聖の否定・止場としての無聖であるそうです。 よって禅芸術のデフォルマションは完全以前でない事はもとより、完全にさえもかかわらないデフォルマションであって、臨済などのいうところの「殺仏殺祖」のようなことだそうです。 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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