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テーマ:介護・看護・喪失(5316)
カテゴリ:介護
5回目の骨折が今年の5月だった。
一か月の入院予定も四日で退院。原因は認知症。 二日目から異変が起こり、三日目、四日目と酷くなっていった。 骨折よりも認知症を重視し、退院し自宅介護に入る。 この先の事など、改めて高齢者の入院の難しさを考えた。 今回の厳しい介護に入った時、とにかくお手洗いの粗相に関しては、絶対に笑顔で接すると決めた。 なぜなら被介護者の一番の恥辱なことであると思ったから。 夜中1時間おき、30分おきにベルが鳴る・・・(母の前の部屋で休み、ベルを用意した) 起きて母の部屋に行く前に笑顔を創る・・・どんなに眠くても・・・。 壁にぶつかりながら、フラフラ歩きながら母の部屋へ笑顔で入り、笑顔で冗談を言い、母を笑わせながらお掃除する。そして必ず最後に、「こうなるお薬飲んでいるから、当たり前の事(粗相する事も)なのだ」と嘘を言い続けた。 そして、粗相がいけない事であるという罪悪感を植え付けないようにした。 紙パンツを履かせていたけど、本人は勿論それが紙パンツである事は把握していないし、私も思わせないようにした。 なぜなら、私の目標は、普通に戻すことだから・・・。 周囲から見たら、滑稽かもしれないけれど、普通に戻すと決めた。 母は、紙パンツを降ろし、ベッドの横で排泄していた。 その頃は、まだ起き上がる事や、立つ事は出来た。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.10 13:38:42
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