わたしの足跡

今年に入り、母の状態は認知症もなく、とても良い状態でした。

しかし、母の毎日の生活を見ながら、三食の食事、薬、週二回のリハビリ・・・
すべての趣味に興味がなくなった母の毎日は、生きがいもなく、ただ身体の不調はないか？に集中しているように見えました。

最後の時まで、楽しく幸せに過ごして欲しいという気持ちから、いろいろ考えてみました。

手っ取り早く考えましたのは、着物好きな母がお着物を誂える事・・・
88歳を迎える母に、お祝いに誂える提案をしました。

それまでは、もうお着物を着れなくなってきた母がお着物を誂える事は、ただもったいない事だと思っていました。

しかし、無駄になるようでそれは無駄ではなく、
一番大切なものを見失ってはいけない・・・と。