テーマ:アジア株投資(172)
カテゴリ:中国株
先日、burin3さんから意見を求められました招商銀行ですが、先に述べたように、中国の銀行セクターは様子見かなと思って、実はちっとも調べてませんでした
アジアの銀行株に投資すると言っているので、それもどうかと思い、調べました。(後述の通り、別の理由もあります) 情報ソースは、下に紹介した「中国・インド企業データ2006-2007」からです。招商銀行はA株として紹介してありましたので、ちょっと情報が古いかもしれません。あしからず。 招商銀行は本部はシンセンにあり、オンラインバンキングでは最大手です。400を超える営業拠点を持ち、不良債権比率は2.87%とのこと。クレジットカード発行枚数が234万枚とありますが、たぶんこれは、VISAやMasterブランドのデビットカードだと思います。日本では、VISAデビットは東京スター銀行が、Masterデビットはスルガ銀行が取り扱っていますが、あんまりなじみがないですよね。 今回の招商銀行の調達予定額は190億HK$ですから、中国銀行の40%程度で、問題なく市場で調達ができると思います。 招商銀行の調達額は確かに大きいものですが、後に控える工商銀行のIPOがあるので、そちらの影響の方が大きいです。建設銀行や中国銀行のときもそうでしたが、これだけ大きな調達額になりますから、投資家は手持ちの株を売却して、IPOに備えます。したがってIPO直前は株価が軟調になるわけですね。 招商銀行は、IPO直後からしばらく株価は上がらないかもしれませんね。そういった意味では、割安感のあるまま1-2ヶ月ぐらい推移するかも知れません。ただし、割安かどうかは、銀行セクターに対する前提条件が変わらないことが条件ですけどね。 ということで、結論としては、いい銘柄かもしれませんが、すぐに飛びつく必要はないかもしれません。 で、招商銀行のクレジットカードですが、日本からも申し込みができるルートがあったんです。なので、ちょっと興味本位で申し込んでみました。クレジットカードだけじゃなく、もちろん、銀行口座も開設できますので、人民元の預金も可能です。人民元の切り上げのメリットも享受できるので、コストはそれなりにかかりますが、最後まで手続きをしてみようと思っています。このあたりの話は、うまく行ったらレポートします。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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