テーマ:アジア株投資(172)
カテゴリ:中国株
久しぶりに中国株を再開させました。予算は20万円。銘柄は中国建設銀行です。
中国には去年から何回か旅行で訪れていますが、やはり経済発展が目覚しいですね。中国政府の「西部大開発戦略」により、沿岸部だけではなく内陸部でも成都や重慶のような大都市が誕生し、ど田舎「雲南省」もベトナム、ラオス、ミャンマーといった東南アジア各国との貿易で栄えてきました。短期的(1-3年)には沿岸部のバブル経済がはじけてしまう可能性は否定できませんが、内陸部に伸ばした高速道路が、内陸部の今後の経済成長を約束しています。このあたりは、肌で感じたことなので、計数的には表現できないのですが…。 と言うことで、内需拡大が見込まれるため、内需関連株で私が良く理解/判断できる銀行株への投資を決めました。また、内陸部でも営業していることが条件ですので、招商銀行や交通銀行といった沿岸部を中心とした営業基盤の銀行は対象外としました。 次に財務内容です。 貸出の不良債権ですが、こちらは正直よくわかりません。しかしながら、中国経済の現在における景況感から、不良債権が問題になるようなことは各行ともに、無いと思われます。したがって、外国の景況感が影響するサブプライム関連投資だけをチェックしました。各行の発表は以下の通りです。 工商銀行 USD 229M 中国銀行 USD8,965M 建設銀行 保有数が少なく、業績に影響はない。 中国銀行はアジア最大のサブプライムへの投資残高を保有していると言われていますが、それでも外部の評価は、業績への影響は軽微だと言われています。しかしそれは、サブプライム関連投資において、デフォルトの発生が現時点では少ないから問題ないのであって、景況感に変更があれば、損失額が増える可能性が多いと言うことです。 一方、工商銀行、建設銀行はいずれも少額のみで、サブプライム問題には無縁と評価しても良いでしょう。 次に株価です。 これはあるメールマガジンで配信していた、市場コンセンサスから見た、2007年12月決算見込みに対するPERです。 工商銀行 21.2倍 中国銀行 17.6倍 建設銀行 22.8倍 中国銀行は割安感がありますが、他もいずれも20代前半で、目だった高値ではなさそうです。 購入金額は、以下の通り。 工商銀行 9万円程度 中国銀行 6万円半ば 建設銀行 11万円程度 中国銀行は、足元の業績は良いのですが、サブプライム問題の行方や、低PERで放置されている市場での人気のなさなどを勘案し、見送ることにしました。 予算は20万円ですので、工商銀行、建設銀行の両行が購入できます。既に、建設銀行を購入し、工商銀行は指値が刺さるのを待っている段階です。 と、ここまで書いていたら嫌なニュースを目にしました。 メリルリンチ証券が建設銀行を推奨リストから除外したそうです。理由は以下の2点。 (1)潜在的な材料が株価に織り込まれた。 (2)直近3ヶ月で60%も株価が上昇している。 ただし、長期的に見て、強い業績の伸びが期待できるとも、コメントがある模様。 まぁ、今回は長期保有を心に決めた購入ですので、足元の株価には一喜一憂しませんが、せめて購入前なら、せめて工商銀行なら…と思ってしまいました 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月06日 12時29分07秒
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