『殺人ピエロの孤島同窓会』 水田美意子
『殺人ピエロの孤島同窓会』この作品は第4回「このミステリーがすごい!」大賞、特別賞です。ちなみにこの年の大賞は『チームバチスタの栄光』最近のブログは『チームバチスタの栄光』や『そのケータイはXXで』といい「このミステリーがすごい」の話題が多いですがたまたまです・・・今まで読んだ本の記憶を辿っていくと・・・『逃亡作法─TURD ON THE RUN』東山彰良(第1回銀賞)『沈むさかな』式田ティエン(第1回優秀賞)『そのケータイはXX(エクスクロス)で』上甲宣之(第1回隠玉)『パーフェクト・プラン』柳原 慧(第2回大賞)『果てしなき渇き』深町秋生(第3回大賞)『チーム・バチスタの栄光』海堂尊(第4回大賞)と気付くと結構よんでますね『殺人ピエロの孤島同窓会』のあらすじ日本から1500km離れた東硫黄島。島の外輪火山が噴火し住民は東京へ強制移住させられ、現在は観測所を守っている老人が一人住むだけの孤島である。そんな島で同窓会が開かれることになり、4年ぶりに東硫黄高校同窓生が集まった。出席者はクラスメイト36人中、不登校だった1人を除いた35人。和やかなムードで進んでいた同窓会。しかし突如あらわれた殺人ピエロにより島は恐怖の孤島と化す。ゲーム的な趣向で次々と同窓生達を惨殺する殺人ピエロの正体は?この作品書いた水田美意子さんは12歳本の最後の選評を読むまでこのことに気付きませんでした内容は最初にバタバタと人が殺されていきます。35人もいればしょうがないことかもしれないですけど・・・この間は読んでいて誰が誰だかわからず戸惑ってしまい正直しんどいですまた不登校だった一人の名前が野比太一・・・ギリギリアウトです殺され方も現実味を帯びているというよりは、かなりブッ飛んでいるので読んでいて多少、戸惑いはありましたがこの作品は『バトルロワイヤル』のようなものだとマンガや映画のように現実の世界とは違うどこか他の世界の出来事として頭を切り替えると意外と楽しく最後まで読むことができました人それぞれですけどバリバリの大人のヘタな作品を読むよりは全然良かったと思います。オレは12歳でこれを書けと言われてもまず無理でしょうね頑張って原稿用紙10枚ぐらいですかねできれば水田美意子さんの次の作品が読みたいです