オファーの言葉は20秒
クライアントのMさんと会うときは挨拶をしたあとの最初の30秒が勝負となる。最初の20秒くらいで企画の説明をする。そして、暫く間をおいて、この企画についてどう思うか質問をする。この間、約30秒。あとはひたすらMさんの返事を待つことになる。このMさん話をするのは好きだが人の話を聞くのがどうも苦手らしい。話をさせたらエンドレスなので、こちらが聴き疲れることになる。かと言って、仕事の話だけだと機嫌が悪くなるので、最初に手短に仕事の話をして、なるべく、結論をもらうようにすることにしている。欲しいのか欲しくないのかはハッキリと言われるのでその場で商談が決まることが多い。今日はそんなMさんにお会いした。Mさんにお会いする時は最初の20秒のオファーの言葉次第なところがあるので、かなり緊張する。20秒なのであれもこれもと言いたいことを盛り込めないので、必然的に売りの言葉は一言だけになる。僕は約20秒でオファーの言葉を言い、質問した。「で、いかがでしょうか?」実際には1分ぐらいだろうが、僕からしたら5分ぐらいに感じられる間があった。「やるか。」Mさんはいつもやるかやらないか一言で決める。あまり余計なことを言われるも嫌いだが、自分もあれやこれやと質問などしない。その後は約1時間ほどMさんのいつ終わるか分からない仕事とは一切関係のないエンドレストークを聴かされることになる。因みに、今日は自分がいかに歯の治療にお金をかけていて、歯の治療費は何故、あんなに分かりにくく高額なのかというお話だった。(辛)