玄米を大量にいただいたので発芽玄米にしていただいています。
発芽玄米は、ここ何年も市販のものを買ってきて白米に混ぜていただいていました。
なので、自分で作るのは久々です。
写真は家で発芽させたものですが、これはちょっと発芽させすぎました。^^;
ほんとは0.5~1mmくらいでいいみたいです。
以前、まだ世の中に『発芽玄米』が登場するよりも前のこと、
「玄米を発芽させて食べると良いらしい」と聞きつけて、 私は一人で玄米を発芽させて食していました。
あの頃は、うちに遊びにきてそれを見た人にはまるで宗教でも見るかのような目つき
で見られたり、
「大丈夫?恐いね」 などと言われたり (何が恐いのかは今もよくわからない・笑)
・・とまあ、随分怪しまれたものです。
発芽玄米がこんなに市民権を得るとは、というよりもまさか商品化されるとは!
あの頃は全く想像できませんでした。
発芽玄米の作り方も、今はネットにいっぱいでてるんですね。
ちょっと調べてみたら、お湯(30℃くらい)につけるとあったり、発芽玄米を作る機械が売っていたりと、
いろいろなやり方があると知りました。
でもお湯でなくても、常温でも、冬でも、ちゃんと芽はでます。
私がやっている方法はとても簡単で、
玄米をざるに入れ、さっと洗い、そのざるごと水を張ったボウル入れて玄米を水に浸しておく
ただそれだけです
水の量は玄米がかぶるかかぶらないかぐらい。酸素がちゃんと行き届くように。
(・・そのためにはできればバットのような浅く広い入れ物がいいですが、水替えが楽なので私は大きめのボウルとざるを使ってます)
それと、私は水が濁るのが嫌なので、かなり頻繁に水を換えるようにはしています。
雑菌が繁殖しやすいようなので、この水換えはしっかりやった方がいいと思います。
私が気をつけているのはそれくらいでしょうか。
とにかくシンプルな方が私は長続きするので、ずっとこの方法なのです。
ちなみに、水換えがしょっちゅうできない場合は、塩をひとつまみ加えたり
(そうすると菌の繁殖が7割に抑えられるらしい)
水に浸す時間を短くしたりしてもいいと、以前テレビで言っていました。
発芽玄米は、ほんとは24時間くらい水につけた方がいいですが、12時間以内なら菌の増殖は少なく、
12時間つけた場合、発芽玄米の6割くらいの効果が期待できるんだそうです。
その他、この時期だと冷蔵庫に入れておくのも手ですよね。
なんでも黄色ブドウ球菌が繁殖する、ようなことを言っていたと思うので、特にこの時期は気をつけた方がいいと思います。
あとは、炊いた後にも菌が増殖するかもしれないので3時間以内に冷蔵庫へ、という話も聞きました。
確かに確かに、玄米って白米より足が速い気がします。
発芽玄米って買うと高いので自分で作るとかなり安くあがるんじゃないでしょうか。
それになんといっても、発芽するのを見ていると
「ああ、ちゃんと生きてるんだなぁ」 って、うれしくなります。
ただ、そうやって発芽玄米を作って市販のものと同じように白米に混ぜて炊いてみると、どうしても玄米だけが硬くなってしまうんです
うちは圧力釜で炊いているのですが、蒸らし時間を長くしてみても、白米と玄米のかたさの差は縮まらず。
う~む。。と思って市販の発芽玄米の袋の裏を見てみると、
「玄米を発芽させた後、α化処理をしてあります」 とありました。
ああ、だから柔らかいんですね
そういう処理って家でできるのかな?
玄米だけ先に炊いてちょっと柔らかくしておいてから、白米と混ぜて炊いたらどちらも柔らかくいただけるんでしょうけど。。
・・・めんどくさい。
と、いうわけで、玄米は玄米オンリーで炊くようになりました。
でも、そうしたら、今度はなんだかとっても疲れるんです。食事が。
玄米はけして嫌いじゃないと思っていたけど、オール玄米ってヘビーかも。
玄米は確かにお通じに良いようですけど、夜玄米を食べたら寝ている間ずっとお腹がぐるぐる言っていて
それが痛く感じることがあり、安眠できないんです。
玄米だけのご飯は厳しいなぁ と、思っていたら「玄米は合わない人には消化器官に負担をかける」という説に出会い、
ああ、やっぱり、と思った私は、それ以降できるだけスープにしていただくようになりました。
そんなわけで、次回は『発芽玄米のスープ』の作り方 を紹介します。