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2006.09.18
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以前このブログの中でさんざんやいのやいの言っていた睡蓮。
あれだけ語っておきながら、まったく咲く気配なし、、
今年はもうだめかとあきらめておりました。

しかし。

8月の終わり頃、小さな蕾を発見しました!
蕾はなかなか大きくならなくて、途中気候も急に寒くなったりもして、
早く咲かないと冬になっちゃうよーーしょんぼり
と心配していたのですが、一昨日の朝、突然咲いていました!

すごくうれしい手書きハート

咲いたのは、4鉢に分けて植えたうちの、門の外の一番陽当たりのいい場所においてあるもの1鉢だけ。
やっぱり陽当たりは大事ですね。
あと、この鉢が一番大きな鉢だったのもよかったようです。
とはいってもこの鉢でもまだ窮屈そう。
そのせいか花の大きさも小ぶりで、小さなにぎりこぶし大です。
てっきりもっと大きな花が咲くのかと思っていました。
他の鉢はもうちょっと小さめだったので、小さいどころかお花すらをつけられなかったのでしょう。
(・・そう、あの『空』のバケツも小さかったようで、雲の上の睡蓮は見られず、でした。残念。)
来年はもうちょっと大きなものに植えてあげようと思います。


初めて間近で見る睡蓮(いつもは池の縁からしか見られませんから)。
じっくり観察しました。

睡蓮の花って、ガクから花びら、花びらから雄しべへの変化がグラデーションのようです。
ガクのカタチは花びらと同じ、色もほんのり花びらの色が移っています。
そして花びらから雄しべへの変化。これがとてもおもしろいのです。

花びらが内側になっていくにつれ、花びらのてっぺんが少し黄色くなり、だんだんとその黄色の部分が多い花弁へと変化してゆき、細く小さくなって雄しべらしく変化していきます。

でもそれは雄しべというよりは、小さな黄色い花びら、と言った方が近い感じ。
こういう雄しべのカタチは花としては原始的なんだそうです。

また、お花というのは進化していくに従って花弁の数が減っていき、一定数(4枚とか5枚とか6枚とか・・)になるのだそう。
花弁の数が多く、一定でない睡蓮は、その点からも原始的なお花、ということになります。

・・・なーんて、実ははこれは全部この本

   身近な植物から花の進化を考える

「身近な植物から花の進化を考える」からの受け売りでした。テヘッ。
この本は夏の課題図書の中の一冊だった本。
最初はなかなかとっつきにくく、何言ってるのか全然わかんないと思っていました。
でも頑張って読んでいくうちに引きこまれてゆき、読み終えた後にお花を見ると
今までは「綺麗だな」で終わっていたところに新たな視点が加わり、より一層奥深い花の世界が見えてくるようになるんです。
お花好きの方にはオススメな一冊です(^^v



さて。ウォッチングのつづきです。

夕方(といっても3時頃)見に行ってみると、とても上手に花びらを折り畳んでガクの中にしまいこみ、蕾のようなカタチにもどっていました。

睡蓮・閉じ.jpg


で、今朝はこんな感じ。

睡蓮2*.jpg


いつの間にか花の茎がスクッと伸びて立ち上がり、水面からでています。
表情も、随分変わりました。
シャキッと凛々しくなったけど、神秘性が抜けてしまったような・・気がします。
そして香りは若干強くなったような。
もともと微香なのですが、たとえて言うと、買ってきたばかりのプラスチックのような匂い。^^;
どことなく杏仁の香りに似た妖しさがあります。
以前花屋さんで買ってきて無理やり開花させた睡蓮(汗)とはまた違ったタイプの香りでした。

よく見ると次々と蕾がでてきていました。
いまから冬に向かって咲くつもりでしょうか・・・
スロースターターですねぇ。^^;
変なとこが私に似ちゃったようです(汗







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Last updated  2006.09.18 18:38:27
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