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~MIDIを征する者・DTMを征す~
今やDTMで出来ることは非常に多岐にわたっているが、
その真髄は何といってもMIDIのブログラム。
これをいかにコントロールするかによって、
デスクトップミュージシャンとしての真価が問われると言っても
過言ではないだろう。
デスクトップミュージック、
略してDTMとは文字通り机の上で音楽を作るというもの。
つまり、コンピューターとわずかな機材があればできてしまう。
一番のメリットは、楽器を演奏できない人でも
自由に音楽を作ることができるというところ。
だからこそ、音楽の専門家でなくても広く一般の人にも
手軽に音楽制作ができるようになったのだ。
もちろん、DTMと言えどもハイクオリティなレコーディングはできるし、
これを活用するプレイヤーも少なくない。
しかし、贅沢な機材をふんだんに使用した
本格的なレコーディングスタジオで作られたものには、
トータルな意味で太刀打ちはできない。
レコーディングはDTMの本領とは言えないだろう。
他に、オーディオループなどを使った
手軽でリアルな音楽制作もDTMの領域だが、
これはどちらかというと、
音楽家の才能や知識や技量が反映されるという性質のものではなく、
作り手のセンスに由るところが大きい。
やはり、MIDIを自由自在にコントロールして
自分自身を最大限に表現するところにこそ、DTMの醍醐味があると私は思う。
1からMIDIデータを入力してクオリティの高い楽曲を作り上げていく為には、
各音器の知識はもちろん、作曲や編曲の才能やセンス、
更にそれを忠実にデータに反映させる技術力が嫌がおうでも要求される。
そして、最終的にCDに書き出すまでには、
ミキシングやマスタリングなどのノウハウも身につける必要がある。
ということは、
MIDIのブログラムには、音楽家としての底力を発揮できる
あらゆる可能性が詰まっているとも言える…
次回は間を空けずに、そんなMIDIの話をもっと掘り下げてみたいと思う。