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2013.10.27
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これで最後になるであろう、

ポール・マッカートニーの来日公演。

そのチケットを、入手することができた。

 

ダメもとで、電話すること数十回…

つながったでないか!

 

少年の頃から抱いていた、

なが~いなが~い夢が、やっと叶った。

 

たかがライヴのチケットをゲットしたくらいで…

 

でも私にとっては、ここに至るまでに、

気の遠くなるような想いを積み上げてきたんだ。

 

もの心がついた頃から、

ビートルズの曲は耳にしていた。

幼少期にはすでに、それにとりつかれていた

そして、初めてレコードを買ってきて、

針を下ろした時の感激…

今でも、くっきりと胸に刻まれている。

 

私が音楽を志すようになったのは、

紛れもない…ビートルズがいたから。

 

それから幾星霜…

私の音楽観の中心には、

いつもビートルズがあった。

 

18歳から20歳の頃に、

ビッグ・アーティストのライヴを観まくった。

記憶をたどるだけでも、

ディープ・パープル4期(これは中学生の頃)、

TOTO、ジャーニー、フォリナー、チープ・トリック、

フリートウッド・マック、エリック・カルメン、

Jガイルズ・バンド、カンサス、ナック、ジャパン、

レインボー、マイケル・シェンカー・グループ…等々。

 

この頃は、ギンギンのロックでも、

ちゃんと座って楽しむことができた。

でもいつからか、オープニングから

総立ちになるのが定番になってしまった。

 

私はその後、ビッグ・コンサートに行くのをやめた。

背伸びしても見えない、ただわめき散らしているだけの

ライヴなんて、ストレスにしかならないから。

 

40歳を過ぎて、久しぶりに

キース・ジャレットのライヴを、フェスティバルに観に行った。

その時は、さすがに皆おとなで…

ゆっくりと腰を下ろして楽しめた。

 

それ以来だ…

 

ポールのライヴも、また総立ちになるだろう。

でも、どんな状況でも、ポールなら観たい。

ただ、ポールに逢いたい…

同じ空間に、居られるでけでいい。

 

この想いは、30数年前の来日の時、

禁止薬物を所持していたとして、

逮捕され強制送還されたあの時から、

ずっと抱き続けていた。

 

またいつかポールに逢いたい。

生のビートル(ズ)に触れてみたい。

この世にあるうちに…

一度でいいから。

 

その願いが、間もなく叶う。

 






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Last updated  2013.11.23 21:03:56
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