カテゴリ:アフター・ビートルズ
~甦る感動の歴史/2013・11・11~
いや…まだ終わるはずはない。 だって、あの曲をやっていないじゃないか…
そう…ポールがイエスタデイを唄わないで、 ライヴを終了するわけがない。 周囲には、「もう終わったかな…」 と思った人も多かったようだが、 私は、絶対出てくると確信していた。
ほうら…出てきた。 セカンド・アンコールだ!!
そして、すかさずギターを手に取り 唄った35曲目が、「イエスタデイ」
たまんないね…この曲は。
まぶしい照明が、 ポールの姿を浮かび上がらせる。
美しすぎる旋律… ビートルズ・バラードの最高峰。 永遠の名曲。
歌が終わる…ライヴも終わりか?…
ポールはギターを肩から外し、 スタッフに手渡そうとした。 「さあ…もう終わるよ」
しかし、スタッフがそれを許さなかった。 「ダメ、まだやりなさい」 と言わんばかりに、ポールにベースを差し出す。 「人使いが荒いね~」…そんな表情のポール。
ギターとベースを交換、そして、「いくぞ~!!」 というノリで演奏された36曲目は、「ヘルター・スケルター」
ビートルズナンバーでは珍しい、ヘビィなハードロック。 ひょっとして、その後のブリティッシュ・ハードロックの 原点は、この曲にあるのかもしれない…
場内の熱気は最高潮。
ポールが、日本語でつぶやく。 「ソロソロ…カエル…ジカンデス…」 その言葉に、客席から名残惜しそうなため息が漏れる。
そして、ステージを支えてくれるスタッフや、 バンドメンバー達の紹介。
さあ…いよいよラストだ。 ピアノに座って始まった37曲目は、 「ゴールデン・スランバー」 ここからは、「アビイ・ロード」でおなじみのメドレー。 38曲目は、「キャリー・ザット・ウェイト」 ラストの39曲目は、「ジ・エンド」
ドラムソロ…
ポールもギターをかき鳴らす。
文字通り、すべての演奏が終わった…
惜しみない拍手と歓声が鳴り響く… ポールはこのステージで39曲を熱唱し、 演奏時間は、2時間30分にも及んだ。
ポールとメンバーが揃って、客席に一礼。
そして、ポールが叫ぶ。 「マタ、アイマショウ…オオサカ!」 「オオキニ!!」 「See you next time!!」
ポールが、本当に消えて行った…
ステージには、無数の紙吹雪が舞っていた…
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Last updated
2014.05.09 20:11:16
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