釘打ちについては、ビルダーは違うのですが、
同じ2×4工法で家を建てられて、技術的なことが大変詳細に記述され
私も大変参考にさせていただいているねこちパパさんのHPに
公庫仕様書の記述が掲載されていますので、
恐縮ですが転用させていただきたいと思います。
公庫仕様書によりますと
「釘打ちは、木口打ち(E)、斜め打ち(T)、平打ち(F)とし、
木口打ちにはCN90(又はBN90)を、斜め打ちにはCN75(又はBN75)を、
平打ちには材料が厚さ40mmの場合にはCN90(又はBN90)、
筋かいの場合にはCN65(又はBN65)を用いることを原則とする。」
となっているそうです。
続いて
「寸法形式204、206及び404の土台の隅角部又はT字部の仕口及び継手には、
寸法形式204及び206にあって2本のCN60を、
寸法形式404、406又は408にあっては3本のCN75を斜め打ちする。」
となっているそうです。
そして、ねこちパパさんの家では、
寸法形式404の土台が3本のCN75(青色の釘)で斜めに打たれていると、
写真付きで解説があります。
我が家ではどうなのかを写真で検証してみますと
土台に関しては、CN90(赤色の釘)が3本斜めに打たれていました。
↓ 土台の釘打ち
富士住建の工事仕様では、CN90の釘を使うように指定されているのかな?
引き続きねこちパパさんのHPに掲載されている公庫仕様書によりますと
「GNF40又はSFN45は耐力壁となるせっこうボード張り等に、
SN40は耐力壁となるシージングボード張りに、
CN50は耐力壁となる構造用合板張り等に用いる。」
とあります。
富士住建の標準仕様では、耐力壁となる部分にはダイライトが使用されます。
で、そこに打たれている釘はCN50(緑色の釘)でした。
↓ ダイライトの釘打ち
さらに公庫仕様書では、
「床下張りの釘打ちは、CN50を周辺部150mm間隔以内、
中間部200mm間隔以内で床根太又は床梁及び受け材に平打ちする。
なお、床下張材の厚さが15mm以上の場合の釘はCN65を用いる。」
となっているそうです。
我が家の場合を再度検証してみましょう。
写真を見ますと、1階の床は24mmの合板ですが、CN75の釘が打たれています。
↓ 1階床構造用合板の釘打ち
そして間隔は約115mmと仕様書にある200mm以内はクリアしています。
周辺部は約70mmで、こちらも150mm以内をクリア。
↓ 1階床周辺部
2階の床は15mmの合板ですが、CN65の釘が打たれており
間隔も100mmと150mm以内をクリアしております。
↓ 2階床構造用合板の釘打ち
そしてその他の主要な構造部分に打たれている釘はCN90、CN75がほとんどで
富士住建の仕様は、公庫仕様書の指定以上のもので構成されていると感じました。
ただし個人的には、釘を打つ強さが強いのか、
全体的に若干深く釘が埋まっている印象がしたので、監督さんに尋ねてみましたが
監督さんの弁によりますと、木の強度がマチマチなので
多少強めに釘を打ってはいるとのことでした。
ただし、構造には全く問題がないと仰ってましたし、
大工さんもベテランでいろんなハウスメーカーの2×4も経験し、
キャリアもかなりある方なので、私もその言葉を信用し
心配することはなくなりました。
↓ 釘の深さ
さらに金物を留めるものに、釘だけではなくネジも使っています。
富士住建では、主にTB‐66Dというネジが使用されているようです。
↓ 金物留めのネジ
部材についている番号って、長さを示したりするものが多いんですね。
このネジも長さが66mmありました。(笑)
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