私が最初に考えたのは、私のような素人考えで決めるのではなく
まずは建物についての見解を、プロである工事部の課長さん、監督さんに
素直に伺ってから判断しようと思い
「現状の建物だと、構造的に何か問題はあるのですか?」と尋ねてみました。
すると
「建物の強度とか、構造には全く問題はありません。
ただ1階と2階、2階と3階のフトコロが、ランバー材1枚分ずつ減りますけど
それによって、例えば天井と床が干渉して、上階の音が下へ響いたりする
などといった問題が発生することもありません。」
というお答えでした。
今までのことを整理しますと、あくまでも問題となるのは
(1)建物の高さが図面と違っていること
(2)現在の建物が富士住建の仕様と合っていないこと
の2つだそうです。
そして、現状の建物については
■構造的な欠陥は全くない
■富士住建の仕様と違うから保証が受けられないということもない
■ランバー材が3枚なのは、富士住建の今までの仕様であって、
私達の建物には富士住建の新しい仕様である鋼鉄製の吊り天井を採用
旧来の仕様では2×6材で天井を吊っていたのでランバー材が3枚だったが
鋼鉄製の吊り天井ならばランバー材2枚でもフトコロは十分である
ということでした。
そして要は、
▲建物を富士住建の仕様に合うようにするためにはやり直す
▲私達が富士住建とは違う仕様である現在の建物を承認すれば、
現状のまま作業を続行する
このどちらを選択するのか、私に一任するということのようです。
ここまで考えを整理出来ましたので、後は私が決断するのみです。
私は次のように考えました。
●折角ここまで仕上がったのに、
今からやり直したら引き渡しの時期が大幅に遅れてしまう
●今までも建物がかなり雨に濡れてきて、しかも時期が梅雨なだけに
やり直しをしている最中にまた雨の日が多かったら、
それによる影響がの方が大きいし、カビとかの心配が余計に増えるだろう
●今まで現場を見学してきた範囲内で判断しても、
今の建物は結構シッカリと出来ていると思う
●2階と3階を取り壊しした後にやり直しをしても、
1階部分は解体しないので、1階の柱などが痛むなど
今と同じか今以上の出来が保証されているわけではない
●幸い、構造的な問題は全く無い
●やり直してもらうことによってメリットがあるようには思えない
監督さんや課長さんにも私の考えをお話したところ、同意をして頂いたので
やり直さずに、このまま続行してもらうことにしました。
でも建物の高さが、ランバー材2枚分(76mm)低くなってしまいます。
そこで、先日3階部分を見学した時に、ウォークインクローゼットの天井で
勾配になっている部分の下端が低く感じられたことを思い出し、
3階の天井を高くして建物の高さを図面と同じ高さに出来ないの?と提案すると
「それは可能です。」とのことでした。
最終的に、1階と2階、2階と3階でランバー材が1枚ずつ減った分を
3階の天井に2枚追加してもらって、建物全体の高さを同じにすることで
現状のまま作業を継続して行うことに合意しました。
打ち合わせが終わって私が帰る時に、工事部の課長さん、監督さん、営業さん3人が
「申し訳ありませんでした。」
と頭を下げて見送ってくれましたが、
私としては"失敗したかな?"と思っていた3階の高さが修正出来たので、
結果オ-ライといった感じで、特に嫌な気分にならず帰ることが出来ました。
めでたし、メデタシ!?
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