「学ぶのに遅すぎることはない」って英語で言うと?
外国語学習と脳の働き(その3) 脳化学研究者の講演の続きです。よく「もう若くないから・・」という理由で語学学習には興味がない、という方がいる。人の興味はその人の自由なので、そう言われればそれまでで、今まで特に気に留めなかった。ところが!脳の働きと言語活動の非常に密接な関係を示す研究結果を伺った。98歳の女性。軽度のアルツハイマー型認知症だった。「よくA,B,Cって言うけれど、その次は何なのかしら?」と周囲に伝えたことがきっかけで、26文字のアルファベットを覚えた。98歳にして初めて英語を学習し、その後も楽しく学習を続け、アルツハイマー病までも回復した、という。信じられないような話だが、100歳になられた時の(英語学習開始後2年)VTRを私は実際に見た。車椅子に乗っていたものの、英語学習きっかけの上記の話を明るく話しておられた。"Good bye! See you!"なんて言いながら!なんとこの女性は現在居らっしゃる所で(恐らく施設と思われる)、他の入居者の方を生徒に英語の先生をなさっているという。きちんと語学学習をすれば、アルツハイマー病までも回復し、「学びたい」、「何かをしたい」というやる気も蘇る、という実例だ。これは私の80歳の伯母(やはり骨粗鬆症でほぼ寝たきり)にも伝えなくては!脳の働きって不思議。英語のお勉強続けましょ!(その4に続く) "It is never too late to learn."「学ぶのに遅すぎることはない」