homecoming とフットボール
indian summer, apple cider に続き秋のアメリカ生活をここ数日思い出している。いろんなことが思い浮かぶが、ホームカミング(homecoming)もその一つ。簡単に言えば、日本の文化祭のようなもの。卒業生が年に一回母校に集まり、母校のフットボール観戦(他校を招いた試合がある)やダンスパーティー、パレードなどが行われる。(日本のようなホームルームが存在しないので、クラス主催の展示や企画はない。)美男美女コンテストみたいなものもあり、"homecoming king & queen" が事前にノミネートされており(5組くらい?)、パレードやダンスにそれぞれドレスアップして参加していた。当日結果発表だったと思う。フットボール観戦が一番盛り上がっていたと思う。マーチングバンドやら華やかなチアチーム(アメリカには日本の”応援団”みたいなものは存在しなかった気がする。)とか、ハーフタイム(試合途中の休憩時間)に出てきて観客を沸かせた。ちなみに日本では、秋といえば運動会だが、アメリカにはみんなで参加する運動会みたいなものはなかった。体育自体が種目ごと(陸上、水泳、バスケットボール、バレーボール、というふうに)の選択制になっていたのも関係しているかもしれない。自分の子供が出ていようといまいと、秋といえば自分の母校、あるいは地元の学校(高校、大学)のフットボールを観戦に行く。試合そのものに興味がある人ももちろんだが、その場でおしゃべりしたりと一種の社交場になっていた。それから、このフットボール観戦は、高校でも大学でも有料だ。その高校、大学のスタジアムで行われ、自分がその学校の生徒であってでも、である。これには初め驚いたが、観客席は限られている(立派な設備が初めから整っている)というところも関係あるかもしれない。大学だと地元テレビで試合中継があっても(無料)、みんなライブ(有料)で応援に行きたがる。臨場感はもちろん比べ物にならない。