総会デビュー
大くじを引き当ててしまった結果、とんでもない役が回ってきて、わずか数週間。皆さん、平日は仕事があるので、集まりは週末。始まったばかりだというのにすでに業務が多く、本来の集いも毎週重なった上に、今までの経緯もわかっていないので、あちこちの委員会にも顔を出す。その限られた週末の集いに間に合わせるため、平日メールで連絡を取り合い議論を重ね、文書作成と続き、まるでメール会議だ。私の生活は一変し、目まぐるしい日々が続いている。今まで無関係と思って暢気に構えていた私は、担当されていた方々の苦労を身をもって初めて知る。まるでもう一つの会社生活が始まったかのようだ。そして迎えた臨時総会。いろんな意味で注目を浴びそうで、とても不安で怖いが、仕方ない。「どうぞおかけください」と言われても、ひな壇に座っていてはかえって緊張してしまう。 ともかく形だけでもなんとかなれば、議案に注目が行き、私のことは皆様大目に見てくださるだろう・・。予め用意した原稿通りに進める。し~んと静まり返ってみなさん耳を傾けてくださる。それはそれで緊張するが、慣れないお決まりの台詞もなんとか声も震えずに言うことができた。「え~、この人が?」と思われているような視線を感じる気もするが、くじなんだから、私だってしょうがない。質問は出てきたが、議案に関することで、特に問題もないものばかりだったので、ひと安心。ふ~。あともうちょっと・・。採決。賛成多数により可決。「以上で総会を終了させて頂きます。」ホ~ッ・・・。「お疲れ様でした」の声が飛び交う。「無事終ってよかったですね」と声をかけて頂く。一気に緊張から解き放たれた私はあまり良く覚えていない。自宅に戻り、急ぎのメールを処理していると、ぐったり疲れを感じたので久しぶりに昼寝をした。気持ちよく目覚めると、早速メール論議が再開している。う~ん、急がないと、今夜中に読んでもらえず、その先に進めない。結局夜中の2時半まで文書作成にかかってしまい、送信し、その結果を朝7時にチェック。そうこうする内に、別件のチェックが舞い込む。これを処理しているうちにもう9時だ。・・・。皆さん、忙しい中時間をやりくりしている。頑張るしかない。このドタバタはしばらく続きそうだ。それでも、最初の大役終えて、とりあえず安堵。無事終って、よかった・・。