最終日の午前は大阪中之島美術館へ。建物自体が立派。常設展示がなくて企画展が「ものに見る芸術」?とかだったので、様々な展示物(日常品が多いので触れてはいけない芸術品とわかりにくい)に触ろうとして危険な息子を連れた自分は、ほぼ素通りのように順路を通って出て、館内の椅子で過ごす。
そこから梅田スカイビルに行く予定で、路線バスに乗ろうと思ったのだが、やっと見つけたバス停が逆方向…反対車線のバス停が目視では見つからず、あまりの暑さに少し茫然…その時、目の前を通ったタクシーに助けを求めるかのように手を挙げて、乗り込む。
「梅田のビルまでお願いします」…という自分の言葉に…運転手さんが「えーと、どのビルでしょうか…スカイビルですかねえ」と推測してもらい、暑さですでにだいぶ自分の思考力がなくなっているのを感じる。
梅田スカイビルでは高いところ大好きの自閉系息子はなかなか満足!…だが、観光客の多さかお腹が空いてきたかで、やや不機嫌。ちなみに不機嫌になるといつの間にか帽子が横向きになっている(笑)…のだが写真の時はそこからすでに90度回転している!
空腹を早く解決しようと、ビルの地下街で、お好み焼き屋に入ろうと思ったら、有名店だったのか、外国人観光客の行列。10人待ちの所に並んだが「ここから40分待ちです」と言われてすぐに切り替えて、うどん屋に入る。するとそこがビルの中庭の噴水の美しい場所で(写真なし)こういうラッキーも珍しいと旅の最後を喜んで終える。
早く新大阪駅に着いたので指定席を取り直そうと、人のいるみどりの窓口を探すが機械しか見つからず、ちょうどあったJR西日本株主専用窓口に、株主ではないけれどどこに行けばいいか聞こう…と尋ねたら、「何時ごろのにしますか」と聞かれてとんとん拍子に30分後ののぞみをとってくれて、そのスピード感に驚き、「(街の人々に)きたえられているなあ…。」と感心する。毎回、福祉割引の乗車券を買うのに拝島駅でどれだけ目も当てられないことになっているか…。以前は住んでる地域の駅にあったのだがなくなり、わざわざ行く拝島駅での毎回のひどさに(待つ場所も暑い外で立ったままだし、自分が人を待たせることになりつらい)、これなら窓口が複数ある立川駅まで電車で行ったほうがよほどいい…と今回もなったのを思い出す。
そもそも、指定券はネット経由でとれる(エクスプレス予約)のに遠距離の乗車券(福祉割引)は有人のみどりの窓口しかダメ(事前登録とかすれば不正も防げるのに、できないのは不正防止が理由らしい)というのがおかしいのだが。我が家はともかく、電車の利用がしにくい車いすユーザーに、乗車券を事前に買うために電車に乗って他の駅に行きなさい…って、なんだか変だなあ…と。
先の新大阪駅員のすばらしさで新大阪駅での滞在時間は30分くらいだったのだが、そう混んでない時でも、涼しくてくつろいで待てる場所がなくて(新幹線待合室は大きいのだが、人の数もいるので)困った。これを書いているのは、台風で山陽新幹線の乗入れ運転がなくなり新大阪駅に人があふれた8月18日…よりも後なので、「あそこが大混雑したら人々はいったいどこでどうすごしているのだろう…」とニュースを見て思った。我が家では、無事にこの夏のイベントが(早々と)終わり感謝。