太郎痔郎物語8 (最終回 退院~退院後の経過)
6:30 血圧と体温の測定で起床。昨日のトイレ大出血サービスで傷口がヒリヒリ感がある。看護婦がチェックしてみると、出血は止まっているとのこと。安心。いよいよ、本日退院。だが、相変わらず痛みがあり、昨夜のような大出血が起こった場合、自宅で対処できるのかどうか一抹の不安もある。8:30 受付のお姉さん(息子のお気に入り)が、病院のアンケート用紙と入院費用概算用紙をもってくる。10:30頃、診察があり、11時過ぎに退院となるらしい。アンケートは、裏までギッシリと良かった点と改善点を書かせていただいた。10:30診察。・出血する可能性があるので、その時はガーゼを厚めに当てて安静。・しばらくは、飛んだり跳ねたり重いものを持ったりしない。・自転車は、乗っては駄目。・1週間程度は自宅で安静にした方がいい・山登りは、4週間くらいしてから。・温泉に入ってもかまわない。・繊維質のものをたくさん食べて、排便を定期的にする。下剤でコントロール。・傷口は、シャワーやお風呂で綺麗にしておく。・ガーゼはこまめに交換。というアドバイスをうける。精算金額3割負担保険適用分 61,700円食事・生活負担金 6,240円保険外負担金 28,260円総合計 96,200円なかなかの金額であるが、正直思ったよりも安い。都民生協と、かんぽ保険でたぶん黒字になると思う。まぁ~入院して稼いでも嬉しくないですが。。。11:00 妻子が迎えに来る。隣のSさんにお別れの挨拶。アチキに懐いていた入院患者の紅一点の奥様は、ご親切に玄関までお見送りしていただいた。電車で帰るパワーは、ないので贅沢にも府中までタクシーで帰宅(もちろん円座使用)12:00使い慣れた椅子に、円座を敷いて腰掛ける。ふぅ~っ。( ´ー`)=3やはり、我が家はホッとするなぁ。これでようやく痔由の身だぁ!!10泊11日の入院生活であったが、痔愛の精神で献身的に治療にかかわってくれた医療スタッフと素晴らしい仲間(御尻会い)に支えられて、それなりに楽しくすごす事ができた。人が病む時、肉体的な苦しみは当然のことあるのですが、それ以上に精神的な苦しみがあります。そういう時、誰かしらの愛情を感じる事で、どれほど苦しみが緩和ことでしょう。入院生活の中で、実感として感じられました。生きているってことは、迷い、悩み、恐れ、心配、不安に満ちていて、何もかも思うにまかせぬことばかり。だからこそ、人は助け合わなければいけないのでしょう。今回入院したことで、確実にアチキは一皮剥けたのではないかと思う。(えーっ、ケツの皮ですけど。。。)退院後の経過職場には申し訳ないが、1週間休暇をいただき自宅安静(小太郎の攻撃をかわしながら)を行ったこともあり、経過は良好。出血することもあるが、ガーゼを厚めに当てることと、女性用ナプキン(夜用)を使う事で多い日も安心。円座を使えば、座り仕事も苦も無くできる。動きが多くなると浸出液が多く、下着が汚れてしまう。ガーゼ巻コットンを厚めに当てることはもちろんのことですが、退院後1週間は紙オムツ(やわらかパンツリリーフ)を使用。その後のパンツですが、トランクスは無理。これまで通気性抜群のトラ派だったのですが、密閉性抜群のボクサーパンツ(ブリーフ)にチェンジ。使い慣れた下着を切り替えるのは気持ち悪いが、仕方がない。これも慣れ。職場には、ウォシュレットがなかったため、「ハンディウォシュ・スーパー(ポーチ付)」を購入。いつも約1分ほどお尻を流していたアチキにとっては、水量があまりにも少なく不満があるがやはり妥協が大切と自分に言い聞かせて使用している。自宅では、風呂やシャワーでまめに洗浄し、衛生面に気をつけている。痛み止め、下剤は退院後1週間のみ使用。週1回の外来では、「順調ですね。」の一言がとても嬉しい。経過を自分でも観察したいので、ほぼ毎日デジカメ撮影。カミサンに撮影風景を見られることもあるが、これもお互いに慣れ。退院後20日ほど経ち、多少の痛みがあるがトイレでの悶絶は全くといいほど無くなった。キノコ採りは、まだまだドクターストップだが、あれほど好きだった酒、辛いものを一切断って治療に専念している。(ああっ、仕事もボチボチ。)今年の富士山のキノコは発生が異常に早い様子。仲間の大漁報告を聞くたびに、アチキのケツも急速な勢いで回復している。まってくれよぉ!ツガタケ!ホウキタケ!マーツーターケーーーッ!まとまりも無く、太郎痔郎物語 痔END