058871 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

   ステキな毎日♪

   ステキな毎日♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

ayaPa

ayaPa

カレンダー

お気に入りブログ

コメント新着

王様@ 潮 吹 きジェットw サチにバ イ ブ突っ込んだ状態でジェット…
お猿@ やっちまったなぁ! http://feti.findeath.net/p41xsvf/ ちょ…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2006年10月11日
XML
父が昨日一日で読み切ったと私に貸してくれた。
私も一日で読んでしまった。

本当に暖かい、幸せな空気。なんて優しいんだろう。
この前に読んだ「熱月」が刺激的過ぎたから?(^^)

「博士」と「ルート」と「私」の、相手を思いやる気持ちのあふれたやり取り。
読んでいてこちらも幸せになった。
「博士」は心の底から子供を大切にする。
「私」も、記憶が持たない「博士」に合わせて生活を送る。
「ルート」もイッチョマエに、「博士」に合わせて気遣いをし、
母である「私」にも甘えたり、支えたりする。

特に私が好きだったシーンは、
料理をする「私」を「博士」が台所に来て、じっと見ているシーン。

その夕方のやわらかい光の中で、
「料理をしている君を見ているのが好きなんだ」という、博士。

ただ、お料理をしているのを見ているだけで、
描写としてもひとつひとつの作業がたんたんと書かれている。

とても官能的に思えて、一人ドキドキしてしまった。

アマゾンより↓
「1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本書は、そのひとつの到達点ともいえる作品である。現実との接点があいまいで、幻想的な登場人物を配す作風はそのままであるが、これまで著者の作品に潜んでいた漠然とした恐怖や不安の影は、本書には、いっさい見当たらない。あるのは、ただまっすぐなまでの、人生に対する悦びである。
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

80分間に限定された記憶、ページのあちこちに織りこまれた数式、そして江夏豊と野球カード。物語を構成するのは、ともすれば、その奇抜さばかりに目を奪われがちな要素が多い。しかし、著者の巧みな筆力は、そこから、他者へのいたわりや愛情の尊さ、すばらしさを見事に歌いあげる。博士とルートが抱き合うラストシーンにあふれるのは、人間の存在そのものにそそがれる、まばゆいばかりの祝福の光だ。3人のかけがえのない交わりは、一方で、あまりにもはかない。それだけに、博士の胸で揺れる野球カードのきらめきが、いつまでも、いつまでも心をとらえて離さない。(中島正敏)

出版社/著者からの内容紹介
記憶が80分しか持続しない天才数学者は、通いの家政婦の「私」と阪神タイガースファンの10歳の息子に、世界が驚きと喜びに満ちていることをたった1つの数式で示した…。頻出する高度な数学的事実の引用が、情緒あふれる物語のトーンを静かに引き締め整える。著者最高傑作の呼び声高い1冊。 」








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年10月20日 19時02分59秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画を見ました!本を読みました!] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X