24年前に入社した際、私は3軒の得意先を与えられました。そのうちの1軒とは種々あり縁がなくなってしまいましたが、他の2軒の責任者には公私共にお世話になりました。21年前に私が結婚した際は披露宴に出席をしていただいたほど。仕事でその後もその方々の自宅にまでお訪ねしたことさえありました。
私はこの2軒の得意先を丸20年担当しましたが、企業というのは変化するもの。4年前に担当代えが発生してしまい、泣く泣く私は後任者に引き継いだものです。
先週のいつだったでしょう、その中の1軒の近くに行く用事があったので、私を可愛がってくれた恩人の顔を見たくなりフラリと立ち寄りました。すると以前はあれだけ活気のあった建物の周りから配送用のトラックが姿を消しています。ここは毎週水曜日と日曜日が定休日なので一瞬、(今日は水曜日だっけ?)と思いましたが違います。いやな胸騒ぎをしつつもっと建物に近づくとそれは的中でした。入口扉に破産管財人名の貼り紙がなされています。ショックで身体の血が引くのを覚えながら文面を読むと、その日付は平成22年9月末日。つまり私は忙しさにかまけて、己を可愛がってくれたこの会社が破綻したのを半年以上も知らなかったのです。
元担当であれ現担当であれ、20年も公私に亘りお世話になった得意先が破綻したことに私は大きなショックを受けています。
「アンタ、もしもウチに来るなら歓迎するぞ」
と言ってくれたS社長。今はどうしているのだろう・・・。
その後豊平区内にある豪邸を通りかかると表札は以前のままだったけれど・・・。
最近はこんな話題ばかりです。
(6:35)
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最終更新日
2011年04月27日 06時35分08秒
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