昨日の朝、喉が焼けるように痛んだ。半年ぶりの風邪だ。外出前にかかりつけの病院へ行き、注射と薬をもらってきた。そこでの出来事だ。
うまい具合に痛点を外れてほとんど痛みを感じなかった注射を終え、脱脂綿で抑えていると看護師同士で会話をしていた。
「救急車が来るって。」
「じゃ、受け入れの準備をしないとね。」
血が止まったのを確認して会計を待っていると救急車が来た。ストレッチャーに載せられた急患が目の前を搬送されていく。年の頃は不明だが女性だ。酸素吸入をされているが、さほど重篤には見えない。そのまま処置室へと運び込まれていった。
それを追うようにチンピラ風情の男が病院に入ってきた。サンダル履きでガムをクチャクチャ噛んでいる。肩をいからせながら受付の女性に「診察券!」と一言告げて処置室に入っていった。おそらく亭主だろう。
素人目には重篤と映らない急患と称する一般市民。
緊張感の欠片も見受けられない付き添いらしき一般市民。
凍てついた病院の入り口の段差で、ストレッチャーが揺れぬよう懸命に支えていた救急医療士。
医療現場の実態を垣間見たと同時に何か釈然としないものを感じた。
私の考え違いであってほしいが・・・
(8:44)
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最終更新日
2012年01月28日 08時44分36秒
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