20日火曜日に、都内在住の実妹からメールがあった。
『〇〇(私の甥っ子)がT大学〇科〇類前期に無事合格しました』
天下のT大学である。
3年前の初春、同じように実妹よりもたらされた甥っ子の合格通知。決定した進学高校名を聞き、私は仰天した。全国に名立たる有名校だからだ。
それから早3年。在学生の大半が志望し、過半数以上が進学するというT大学に現役合格したのである。
翌21日~29日まで合格祝いで彼が私の両親宅を訪ねるというので、振替休日だった22日にさっそく会ってきた。高校に進学した年の夏休み以来のはずだから、再会は3年ぶりのことだ。
午前10時頃に到着すると彼はまだ寝ているとのこと。かえって幸いと両親にあるものを進呈した。両親は喜んでくれ、神棚に祭っていた。それから約30分後、彼は起きてきた。
幼い頃から特徴のある眉毛と耳は変わっていなかった。小柄で華奢な体つきも変わっていなかった。唯一変わっていたのは、会話の語尾が(~です ~ます)口調になっていたことだ。
ささやかな合格祝いを手向けると彼は喜んでいた。そしてはっきりと言った。「ありがとうございます。」と。
ひとしきり会話が済んだところで彼は何より好きだという読書を始めた。分厚い本だった。背表紙の題名に目をやると、こう書いてあった。『C言語のプログラミング入門』
それ系統に興味があるのか尋ねると、入学後に教わるのでその準備だそうだ。
今度は将来的に希望の職業があるのか尋ねると、まずは教養課程の2年間で自分が関心を抱く分野を見極めるそうだ。
遠く離れた某県へ単身赴任中の父親と彼が再会できるのはゴールデンワークだろう、とのことだった。
その後、母手作りの昼食を共にし、昼過ぎに両親宅を辞した。今日は札幌市内在住の私の従兄弟に、彼はスキーへ連れて行ってもらうらしい。短い春休みを堪能することだろう。
彼が帰京する29日は再び私が振替休日だ。
両親を伴って新千歳空港まで見送りを考えている。
優秀な甥っ子を見送りに。
もう一つ驚愕の事実がある。彼と年子の弟が通学している高校。これがまた有名高校なのだ。今は坊主頭で硬式野球に打ち込んでいるそうだが、もしかすると来年は兄弟そろってT大学へ通学するのかもしれない。
実に優秀な甥っ子たちに伯父としても鼻高々である。
(6:39)
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最終更新日
2012年03月24日 06時39分08秒
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