昭和56年3月、私は東京代々木に宿泊していた。第12回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(通称:春の高校バレー)に出場するためだ。全国中から集結する高校生が東京五輪で使用された施設に宿泊していたのだ。当時で建設後16~7年を経過していたので、若干老朽化が目に付いた。
施設でトイレに行くと、個室のドアから頭のてっぺんが見えるぐらい長身の人が出てきて度肝を抜かれたことを憶えている。当日だったか翌日だったかに練習で向かった東京体育館で、その選手が大阪商業大学付属高校(略称:大商大付属)のA選手だと知った。196cmの長身を誇るこの選手でもレギュラーポジションを約束されてはいない強豪校。1回戦で熊本工業高校に1セット目を奪われ、2セット目も4-14のマッチポイントを奪われながらもしぶとく粘り、大逆転勝利を収めた。その後は順調に勝ち進み、決勝で弘前工業高校にフルセットの末惜敗したものの、全国準優勝を果たしたのだ。
その時のセッターが先日ロンドン五輪出場を決めたバレーボール女子の眞鍋政義監督であり、1年生ながら大会途中にA選手からレギュラーポジションを奪い、解説の松平康隆さんに賞賛された選手が現在ロンドン五輪出場を目指し連日熱戦を繰り広げているバレーボール男子の植田(ウエタ)辰哉監督である。今でも彼等が決勝で力尽きた際のビデオが我が家にある。
男子バレーボールはロンドン五輪出場へ一縷の望みをかけて残り2試合に挑む。植田監督率いるチームが2大会連続の本大会出場を成し遂げるのを願って止まない。
ちなみに私は文頭の大会1回戦でボロ負けし、すごすごと北海道に戻ってきた(笑)
今日は走友会の練習会と懇親会がある。過日の千歳JAL国際マラソンで『初フルサブ4』の偉業を達成した若きランナーの慰労会も兼ねている。実に楽しみだ。
(7:45)
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最終更新日
2012年06月09日 07時45分10秒
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