展示会
行ってきました。この二人が、同級生?札幌で、高校生で、漫画家を目指す二人で、仲が良かった。そんなことは知りませんでした。北海道出身者と言うことで、今回の二人展になったのですが・・・・・面白かったのは、二人が高校生の時に手塚治虫が札幌に講演会に来て、二人で自分の作品を持って、指導をしてもらいに行ったこと。このエピソードが、山岸涼子の10ページの漫画にされて、展示されていました。面白かったです。いまから50年ほど前、手塚治虫は既に「神様」。大和和紀は「もう少し(で、デビューできる)」と言われ・・・・・山岸涼子は「もうちょっと(頑張らないとデビュー出来ない)かな?」と言われた。友人との力量の差にショックを受けたとか・・・・・でも、二人とも素晴らしく絵が上手い。私が一番ショックを受けたのが、このポスターの絵。原画は、A4横ぐらいの小さな絵です。でも、だいたい10倍ぐらいに引き延ばしたものも展示してました。まあ、壁紙みたいなんですが、人の高さより高い・・・・・A4サイズの絵を10倍に引き延ばして、アラがない。破綻が無いのです。ペンのライン、彩色、構図・・・・・きちっとできている。勿論、作画する際の修正もちゃんと見えますが・・・・・小さな画面に綿密に書き込まれた原画ではありますが、引き延ばしてムラにならない。圧巻でした。良いものを見ました。