[何でもお勧め系紹介]の記事一覧 | ＝　鳳雛の太刀風　＝

硫黄島からの手紙

何も余韻のないクリスマスイブですが、父に誘われ硫黄島に行ってきました(ぇえ？まぁ、もち映画ですが？ｗ今上映中の｢硫黄島からの手紙｣ってやつです。アメリカが作った映画のことだから、また米万歳か、華やかつか派手なやつだと思ってましたがまったく違いました。正直、見終わった後しばらく気持ちが沈み、ボーっとしてしまうぐらい暗い話でした。日本の戦争映画と比較しても、ここまで暗いままの映画なんて久々かと。アメリカの映画としての概念は捨て、素直に硫黄島の実態と歴史に目を向けさせる作品でしたな。始まりは硫黄島の洞窟の中。2005年に資料探索が始まるところから始まり、埋まっていた無数の手紙が詰まった荷を見つけるところから時代がさかのぼり、1944の硫黄島が始まります。塹壕堀り、洞窟堀り、不衛生な環境と食糧不足から来る苦痛の生活、援軍のない孤立した島での振り極まりない戦況での攻防戦、火力の差･･･よくここまで、現実味を帯びた作品に出来たと素直に感じました。戦闘面は、プライベートライアンのような過激さはありません。というのも当然。ほとんどが単発銃で弾薬、兵員乏しい日本軍と物資豊富な連合軍、勝負は一方的なものでした。しかしまぁ、あそこまで玉砕を描いたのは確かに過激だったとは思いますが･･･投降を含めた生きる可能性が皆無になった当時の兵士の報われなさを思うと、やはり複雑な気持ちになります。皇軍の最期なんていうのは、やはり無駄死以外のなにものでもないと思いますがね。悲惨な最期が生々しく伺えました。一言に、硫黄島駐在の旧日本軍の全てです。戦争なんてこんなものだということが良く分かる作品です。戦争に肯定的な人が見れば、気持ちが変わるかもしれません。暗すぎる作品ながら、人間性の内面までよく描いた良作でした。ところで対になる｢父親たちの星条旗｣がありますが、こちらも人間性は良く描いたものだったそうです。ただ、勝国のアメリカ側の視点だけに、｢硫黄島からの手紙｣よりストーリー性があるそうです。簡単なところ、映画としてみるなら「父親たちの～」で、戦争そのもの戦記としてみるなら｢硫黄島からの～｣ってとこなんでしょうかね？PS関係ないですが、年賀状がヤバいです。このPCで初めて使おうとしたワードもパワーポイントも起動しません。つかマイクロオフィスは全滅OTLその他のソフトも大して使えません･･･普通に間に合わない可能性大になってきました。ニトｓの皆よ、すまないがそん時は少し待っててね＾＾；

バンド・オブ・ブラザーズ

久々のカテゴリになります。今日は恒例の、テスト週間であることをまるで無視しての更新で、初めてのドラマ感想記ｗといっても、リアルタイムで放送している訳ではなく、ADSLから光に変えた際｢オンデマンドTV｣ってやつを使って無料で視聴してるものなんですが、その名もタイトルどおり｢バンド・オブ・ブラザーズ｣です。戦争映画好きの当方ですが、これも同様に良く出来た映画だなァと思って親の見てるものを横から見てたものなんですが、詳しくは1話1時間少々×10話のドラマらしく、緊迫した戦況が次々と起こっては続いていきます。さらに興味深いのは、プライベートライアンでお馴染みのスピルバーグ監督とトムハンクス協力の作品であるということです。だからこその迫力と、完成度の高さを誇っているんでしょうがねｗしかも、ドラマ至上未だに最高額の150億円をかけ、エクストラはなんと10000人だそうです。内容としては、ヨーロッパ戦線後半のある中隊をメインにして、その活躍と戦友との友情を描いていくもの。1944冬～終戦までのオランダ周辺での戦闘が舞台。プライベートライアン冒頭の、固唾飲むD-Dayのシーンに勝るとも劣らない過激で迫力の場面が続いていきます。時には敗走しながらも、ドイツ軍を辛抱強く退けていった、この連合軍の行く末をまた見ていくつもりです。現在8話までなのでｗ全部見たら、今度はレビューしますねｗ時間ないので、簡単ながら終わらせてもらいます＿　＿

ひぐらしのなく頃に　綿流し編

初のマンガ紹介になります。(今までは裏に書いてたからですがｗ)今回書くのは、友人に面白いと言われ借りた「ひぐらしのなく頃に　綿流し編」です。もとよりガンガン系列ファンの当方にとっては興味はあったんですが、怖い系が苦手なので手をつけなかったわけです。ガンガンで「鬼隠し編」の最後をを見て、これはきついな･･･とｗでもこの度、無料で読めるってことで借りた訳ですｗ(それでかよｗそれも見たことの無い「綿流し編」をｗ早速レビューしますが、まず一言コレはかなりよく出来てますね。恐ろしさを出すタイミングを作者は良く分かっていると思いました。加えて、怖い絵の技巧は十分ということで、ゾクゾクしっぱなしでしたｗ特に、豹変している感じの登場人物の表情や、焼死体の絵なんかは見て、すぐに本を閉じてしまったぐらいで＾＾；(情ましてや最後は････････滝汗思い出すだけで寝れなくなりそうです(苦笑ネタバレになると面白くなくなるんで、内容には強く触れませんが最初はどちらかというと「萌え」系･･いや「微エロ」な感じでしたが、2巻になるとそれは消えうせ、重く、恐ろしいストーリー展開の山･･･謎解きもある感じで、テキトーに読み進めてしまうと途中で混乱しそうになりますｗとかいって、当方も動き回る死人の謎は解明しきれてませんが＾＾；；最後に別の評価をすると絵はかなり上手い方かと思います。(そのせいで生々しさ、惨たらしさが倍増してますなｗあ、かぁいさとかもねｗｗ(ワラとまぁこんな感じで、怖いもの見たさで見ると俺みたいに若干後悔するかもしれません･･･ｗでも、ミステリー系が好きな人とかは一見の価値があるでしょうｂ絵★★★★☆ストーリー★★★★★怖さ★★★★☆謎解きLV★★★★☆満足度★★★★☆高い気がするかもしれませんが、個人的にはこれでも結構苦渋してランク付けしたつもりです。初めて当方が、マンガで怖いと感じたこれを、ぜひ興味のある方は読んでくださいｗ当方の周りも、早くも10人近く感染しましたｗｗPSいかん･･･いってる身なのに「鬼隠し」「罪滅ぼし」あたりが読みたくなってきた･･･でもアニメ見る気にはならんなァ＾＾；あ、話によると「祟り殺し」は一番怖いらしいですよーｗ