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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:遠出・旅・アウトドア
(前編からの続き)
この時点では師匠の方はまだ1匹もつりあげていない。 でもこれには理由があって彼は新しいものでいろいろと釣れるかどうかを試している。今回はワームを使ってマスがこれに喰らいつくかとテストしていたりするのだ。 何回かあたりはあれど、イマイチガブっとくるものがないみたいだ。 しかし師匠の指摘するポイントは本当に魚がいる。 現に私が狙ったところもほぼ師匠が言い当てたところだし、一発でHITが来た時もあるのだ。 当たらないまでも魚がルアーを追ってきているのをレンズで見れたりして実に面白い。(レンズは 本当に今回役に立った!かっこ悪いけど...(苦笑)) そして遂に師匠のところにもHITが! 「お、まあまあでかいよ!」しかし師匠は竿を上げて魚の引きを楽しんでいる。一本釣りの私には到底できない技術だ(苦笑)。しかし背中からネットを取ろうとしているがうまく取れないでいててこづっている!これはいかん!単純に楽しんでいるだけではないぞ!私も急いで竿を担いで師匠の元に飛んでいき、ネットを取って上げた。そして岸の方まで魚を引っ張ってきてネットですくいあげるとどうだ!私が釣り上げたくらいの大物だ!43cm若干師匠の方がでかい!さすが師匠、ハプニングの末に最長を釣り上げて魅せるなあ...(笑)。 さすが写真の時の掴みかたまで玄人だよ、口がパカッとあいてて大きさも分かり易いじゃないか(笑) しかし大きな魚を捌いてみて気が着いたのは、この川のニジマスはまるでサーモンの如く身がきれいなピンク色をしているのだ。師匠いわく他のところではもうちょっと白身らしい。これは水質によるものなのかどうかは定かではないがなんともおいしそうに見えることだけは確かだ(笑)! そしてこの川ではエビを食べていることからその色素も影響しているのだろうか...? (べーやんを探せ。) 師匠は一旦車に戻り釣った魚をクーラーボックスに入れにいっている間、私は引き続き釣りを続けた。 ちょうど師匠が現場を離れて3分後ぐらいにグーンともの凄い引きが!うおっしゃ!とグーンと竿を上げて合わせたものの、ギギギーとかいって糸がもっていかれる。「うおお?何これ?!」 急いで巻き上げようと思ったらプチン!っといって糸が切れてしまった! ルアーごと魚に持っていかれたのだ!でかいのにかかって逃がしたショックよりも、魚にルアーが取られて行かれたというのがなんだか敗北感を吹き上がらせ、その方がショックだった。ルアーのスペアが手元になかったため師匠が来るまで待たなければならない。ううう、なんともトホホな心境だ。 竿持ってぼーっとしている私を見て「おーい、釣れたー?」とのんきにやってくる師匠に愚痴るかのように事を説明した。 べ「くやしいなあ。逃した魚は大きいとはこのことですよ。しかも次釣った人はもれなくルアーのおまけつきですからね(笑)」 N「あんがいルアーは外れるもんらしいよ。」 べ「あ、そうなんですか。でもこの川の主みたいなのとかがルアー3、4本口につけてて、『俺様はまた馬鹿な釣り人との勝負に勝ったぜ』とかって自慢してたりしてね(笑)」 N「かなりお得だよね、そんなのいたら。」 しばらくしてちょっと勢いが引いた。 それでも何回か喰らいつきはあったのだが、釣り上げたのはギリギリ30cm弱だ。 「釣ったぞー!うがー!」とかって行ってたら写真撮られていた(笑) 途中30センチ以上のものも喰らいついたが、そいつらはリリースしていたのだ。 (べーやんと29cm終了) 30cmないのはもう一匹キープした。一匹づつ小さいのを持って帰ればうちの両親一匹づつ塩焼き食べれるからね(笑)。 しばらくするとここでまた、グググーッと大きな引きが! 「おおお、来ちゃった感じ~~!」 しかし師匠とは距離があるしネットのバックアップは望めない。 「うお~、ばらしてなるものかーーーーー!どりゃっせい!!」 速攻でグイっと引き上げてしまった時間にして10秒か(笑) 「はい、一本釣りはいりました~~(笑)」 N「かつおじゃないんだからさ(苦笑)おお、いいね!」 前に釣った大物と同じくらい40センチ級だ。やった! (バズーカーを掲げるように40cmを持つべーやん、終了) 「ニジマスバズーカ、一発かませ~!ファイアーー!!どごーん!(爆)」 これを最期に夕方ごろにはあたりもなくなった。そして大体予定の時間の6時だったので引き上げることにした。 いやはや今日は大漁!!気分もいいし、きっとマスもおいしいことだろうと楽しみだ。 ■■■ 家につくとSさんと猫のメイが出迎えてくれた。 S「どう?釣れた?」 べ「はい、大漁ですよ。大きいのも釣れたしとても楽しかったですよ!見ます?」 S「あ、いい、いい!(苦笑)」 べ「?」 N「魚嫌いなんだよ。食べもしないし...。ベジタリアンだから。」 べ「なぬ?師匠の奥さんにして魚食べられないとはなんと皮肉な...」 N「そう。釣ってきたのみんな俺が食べるんだ。もしくは友達に配るか。肉と魚に関してはほとんど自分で料理してるし。」 というわけで今日釣った魚はNさんが調理してくれるらしい。 私の釣った大きいやつ一匹を使うことにした。そして残りは凍らせて家に持って帰ることにしたのだ。 私はその間にシャワーを浴びさせてもらい、さっぱりしてきた。 浴び終わるとご飯の支度が着々と進められていた。 ちらし寿司、味噌汁、サラダ、漬物、そして春巻きはSさんがすでに用意してくれていた。 お腹がぺこぺこだったのでありがたい! Nさんが魚を下ごしらえしてオーブンで焼いている間、他のものを先に頂くことにした。 しかしやっぱりメインは魚だ!ちゃんと食べれるようにしておかないとだ。 で、いざ出来かがると、見よ、肉がまるでサーモンのようにきれいなピンク色だ。 N「やっぱりこれには白いご飯だよ!」と白いご飯をお茶碗によそってくれて、それを片手にマスに舌鼓を打った。 味噌や葱の相性がすごくいい。何にもまして川魚特有の臭みが味噌のおかげで全く消えているのだ!本当にうまかった! ただでさえお腹減っているところにちらし寿司だの春巻きだのと食べて、更にゆうに4人分くらいあるマスを二人でご飯おかわりして食べたもんだからおなかがはちきれそうになった(笑) 考えてみたらNさんのペースに合わせて食べられるはずがない。一杯で苦しかった(苦笑) これに手作りデザートのチーズケーキにゼリーときてさすがにこの時は一緒に食べなかったがちょっと間をおいたあとに頂いた。 N「明日は違うポイントに行ってみよう!」 と、ご飯を食べた後すこし話をしたりしてすごしていたら、いい感じに眠気がきたので11時くらいには休ませてもらった。 第一日目は成功に終った。明日はどうなるのかなとワクワクしつつあっという間に眠りに落ちた。 ♪Tears in Heaven - Eric Clapton お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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