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カテゴリ:介護ヘルパー
ほとんどが独居の人だ。
そしてほとんど認知症を患っている。 家族が遠方で、ご自身本人が一人で頑張っている。 核家族化が進んでこれが一般的になってきたのだけど、一人暮らしで認知症は過酷だ。 いつも思う。介護保険が無かった頃はどうしていたんだろう。 当時はこれほど老人の独居は多くなかったのかもしれない。 家族が見ていたのだ。同居していたお嫁さんが貧乏くじを引いていたのだろうな。 介護保険制度が始まって、同居家族にとって介護のストレスを少なくするためのデイサービス、ショートステイなのだから。 独居であれば一日自宅にいるより、人の目があるので安全であり、気分転換になり(嫌がる人もいるが)、なによりお風呂に入れるというのが最大のメリットではないかと思う。 介護職は仕事時間だけその利用者と向き合えばいい。だから優しくできる。 家族は24時間だからそれは無理な話。 現在自宅でも介護をしている私に、介護経験者は労わりの言葉をかけてくれる。同じ経験者同士だからだ。 老人人口が増え、同時に独居老人も増えた。離れて暮らす家族も介護保険を使えばなんとか一人でもやっていけると思っているのかもしれない。 通常の生活はヘルパーが補佐してくれる。何かあればケアマネに自分で相談できるとなれば本人も安心感があるし、別居している家族も同様だ。 介護度にもよるけど訪問看護師もお願いするようになればより万全だ。 実際、私が訪問しているKさん(男性)は食事と家事はヘルパー、細かな相談事はケアマネ、体の不調は訪問看護師と全て揃っているので生活も一人で何とかやっていける。 しかしヘルパーとしては心配ではある。 一人でいる時何かあったらが一番怖い。 性格も頑固なのであれこれ意見されるのが嫌いなので、家事もやりにくい。 家の中を整頓したいのだけどなかなか進まない。 それでも最初は頑なでとっつきにくい人だったけど最近は慣れてきて「来てくれて嬉しい」と言われた時は嬉しかった。 こういうことがあるから辛くても頑張れるんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.29 11:56:03
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