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カテゴリ:介護
昨日から実家で泊まり介護。
夜中に隣室の父が居間に行くのが見えた。 足が寒くて眠れないので炬燵で寝ると。 父のベッドには電気敷き毛布と湯タンポがある。 湯タンポはぬるくなっていつものように袋から出してあった。 炬燵では体が痛くなるから布団でと父をベッドにもどす。 ぬるい湯タンポを布団から出して、側にある電気アンカのスイッチを入れ、敷き毛布の目盛りを高くして寝て貰った。 「家事も覚える気もしないで人任せでまったく」とひとり心の中で毒ずいていたけど実際問題、とても一人ではおけない。 独り暮らしで父より認知症が進み、介護度も高いお年寄りをヘルパー時代何人も見てきたけど、危ない綱渡り状態だった。 一人の時、いつ事故が起きてもおかしくない状況なのだ。 あの当時、それが一番怖かった。 たとえ自分に責任が無かったとしても、事故が起きる直前まで関わったヘルパーとして事情を聞かれるだろうし、自責の念も沸くだろう。 退社する時は事故が起きなくてよかったとほっとした。 そんなことを考えながら横になった父の布団を整えていると「有り難う。御世話になります」と他人行儀なことを父が呟いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.28 09:30:27
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