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カテゴリ:映画
このタイトルは知っていたが、興味をもてずにいた。 まずタイトルが堅苦しいのが原因だ。 ドイツの映画なので俳優達も知らない。 しかしネットであらすじを読んで見てみようと思った。 主人公の彼。 東ドイツの公務員として忠実な仕事振りで有能そう。 知人に頼まれて大学の講師をしている時、東ドイツの体制に批判的な意見を言った生徒に手元の席順表に×印をつけていたけど、その後その生徒は大丈夫だったのかな。 社会主義国として貧しく厳しい生活とはいえ、彼らの住んでいるアパートは調度品や家具もしっかりしていて裕福そうに見える。 意外にも主人公の彼は独身だ。 住んでいるアパートも整然としすぎていて生活感がない。 彼自身も冷酷な人間に見える。 仕事の盗聴先のカップルに感情移入していく。 そして人間的な感情も持つようになる。 ラストシーン、彼が書店に入って手に取った本を開く。 その文字を見て穏やかな嬉しさを必死に隠しながらレジにその本を持っていく。 このラストが良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.15 08:45:09
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