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テーマ:介護・看護・喪失(5316)
カテゴリ:介護
父の入院先の病院から電話があった。
「食事が取れなくなって点滴してます。御家族と会えるよう有料個室へ移動したいと考えてます。」 コロナで面会できない為、現在の大部屋から個室へ移って家族に会ってもらうという病院側の配慮のようだ。 さっそく弟と病院へ。 移動した個室で半月ぶりに父に再会。 虚ろな目で入れ歯のない陥没した口元。 腕も痩せ細っている。 私の声かけにこくんと頷く。 声がでなくなっているらしい。 両手を宙に浮かせて何かこちらに話しかけようとしているように見える。 入院前と様子がかなり変わってしまった。 足の浮腫は取れているが鼻にチューブが入ったままで、手足ともカサカサで皮膚も茶色っぽく変色している。 クリームを塗ってあげたい。 面会時間は10分であっという間にすぎてしまった。 個室は家族に面会用なので、次の患者がいればまた大部屋に戻るらしい。 家族に面会ということはもう先が見えている、昏睡状態に入ってしまうということなのだろう。 「明日また来るね。」 そう父に声かけて病室を出た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.05 08:33:33
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