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カテゴリ:こころ
お産のシーンで不覚にも泣いてしまった。
母親を失くした妊婦と直前に母親を失くした女医が分娩室で息を合わせるために一緒に「お母さーん!」と叫ぶシーン。 私も同じ立場なのでいつの間にか母を思い出して泣いていた。 母とは決して心が通い合った関係では無かった。 何でも話せる関係ではなかったので、母は私の苦しみを知らないで天国へ行ってしまった。 でも普遍的に母として慕っていた。 自分の気持ちを、察してくれなくても、どうしたのかと声をかけてくれなくても、娘としてちゃんと愛してくれているのはわかっていたので。 私自身の性格にも問題があったから。 育てにくい子供ではあったはず。 母が亡くなった時、涙が出なかったのは、それまでの経緯があったので何となく納得していた。 でもいつか、思い出して泣くときはあると思っていた。 それが 今回のことだ。 娘が生まれた時、二の舞は振らないと心に誓い、努力して育てた。 しかし、大人になるにつれ、娘から距離を置かれるようになってしまった。 でもいつでも話しは聞いてあげる準備はある。 いつも心の片隅に娘の存在はある。 それを全面に出すと娘は嫌がる。 なかなか難しいが、私なりに努力している。後悔をしないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.19 11:59:49
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