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カテゴリ:映画
大好きな映画。
人々の生活を映すストーリーが好き。 ヒロイン、エドナの薄い生地の被るタイプのエプロンは当時の流行りなのか、主婦はみんな同じようなものを身に着けていた。 そういえば今の欧米の映画では家庭の主婦でもエプロンつけていない。 生活が便利になってあまり汚れなくなったから? 夫のお葬式も自宅で尋問客の為の家事も、お手伝いの人がきてもやはり主体的にやらなければならないのは、昔の日本とおなじだ。 幾種類もの焼き菓子類は、お手伝いに来た主婦達が焼いたものなのだろう。 それと農作業の作業着も特別無く、普段着のノースリーブのワンピースで泥だらけになって作業をしていたのには驚いた。 男性二人の巡り合わせはエドナにとってラッキーだった。 タフで気が利いて農業の経営も含めて知識が豊富な黒人使用人。 担当銀行員の表向きは親切に見せかけて厄介払いした盲目の青年を同居人に。 彼は盲目ながら生活の為の箒と椅子作りの技術を持っている。 「気をかけないで!私は一人でやっていけます。」 同居人からそう言われたら、家主にとってどれだけ気が楽か。 盲目ながら家事を手伝い、家業に協力している。 子供達と同居人と家族同然の生活はどれだけエドナにとって幸せだったか。 良い人に恵まれ、本人も毅然とした判断力と行動力でそれまでのフワフワした可愛いだけの女性から逞しい農家の経営者に変わっていった。 当時の黒人差別が酷い南部では黒人使用人は命の危機さえあるので家を出ていくのは仕方の無い事かもしれない。 綿花取引がうまく行ってトラクター購入の話しの時、あれだけ喜んでいた彼なのに。 ラストの教会のシーンで出ていった黒人使用人がいて結局居てくれたんだとほっとしたけど、最後に亡くなった夫と事件を起した黒人青年も出てきたのでこれは妄想なのだと気付いて落胆した。 随分昔に見て感動しての再視聴。 殆ど内容を忘れていたのに見終わった後の穏やかな気持ち、人に話したい気持ちは同じだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.11 07:34:09
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