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カテゴリ:映画
高齢で認知症になると「家へ帰る」と言って実家へ向かおうとするという。
私もそうなるのかも。 いくら現在の自宅に住んでいる年月が長くても、夫と我が子の思い出がたくさんあったとしても。 やっぱり生まれて両親と兄妹に囲まれて過ごした思い出は強烈なのかも。 このヒロインも老齢になり、かつて住んだ故郷へ家族に内緒で向かうストーリー。 二部屋しかないアパートで息子夫婦と完全同居。 お気に入りのの賛美歌を鼻歌で歌うと「鼻歌はやめて!」と強く言われ、家事は任されてまるで使用人のよう。 彼女の年金まで当てにされているようでいったいこの家族はどうなってるの? 嫁は働いていない模様。 夫の息子は大人しく黙々と会社勤め。 住んでいるアパートは嫁所有らしい。 欧米は結婚と同時に親から独立し、同居は珍しいのではないか? 息子の働きが著しく悪いから? だったら嫁も働けばいいのに。 息子夫婦と別居は金銭的に難しいのだろうか? 感じ悪い嫁で女中のような生活もしかたのないことなのか? しかし、この嫁、時々「あれ!この人もしかして姑のこと心配してる?」と思われる言動がチラチラ見える。 いわゆる口は悪いけど良い人なのよという人か? しかし、私だったらこんな口の悪い人とはとても一緒に住めない。貧乏でも一人暮らしを選ぶ。 バスで向かう道中の知り合った若い女性も地元の保安官もヒロインに優しい。 真夜中の人気の無いバス停留所、雑草に覆われた草原の中の朽ち果てた木造の家。 なんだか懐かしくて故郷を恋しがる自分のことのようで泣きたくなる映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.22 09:58:07
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