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カテゴリ:映画
エルトン・ジョンそのものには魅力を感じないが、彼の曲は好きだ。
オープニングの「ロケット・マン」のメロディが流れるだけで、ジーンと来る。 もの悲しい、優しいメロディが私の琴線に触れるのだ。 それにしてもステージ衣装のあのヘンテコさは狙ったものなのか。 カッコ悪くて醜悪で目に優しくない。 彼はカッコよさは最初から放棄している。 子役二人が良かった。 「ハグして」と母親に言っても無視されるのが哀れ。 プールの底で潜水服を着て不安な表情でおもちゃのピアノを弾いている幻想のシーンの可愛らしさ。 10代の子役も親にはもう諦めたという大人っぽい表情。 母親に「我が家はハゲの家系だからあなたもね」といわれてウンザリと諦めの混じった表情。 ミュージカルのシーンもスピード感があってワクワクする。 作詞でコンビを組むバーニーとの友情もいい。 エルトンがゲイなのにあえて女性と結婚したその式でのバーニーの不貞腐れた表情がユーモラス。 一時離れた時もありながら生涯の友になっていく。 マネージャーはクズながら仕事は超やり手で手離したくないエルトン。 「エルビス」のマネージャーを思い出した。 母親の毒親振りもなかなかで再婚相手とずっと続いていたのは意外だった。 ミュージシャンの伝記映画は数本見たけど、この「ロケット・マン」が一番好き。 主演が歌も踊りも上手で彼になりきって本物よりずーっと魅力的。 深く関わるバーニーとのやり取りも素敵。 そしてなんと言ってもエルトンの曲が大好きだったから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.17 11:41:49
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