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カテゴリ:日々のこと
「きょうは花市だからお盆用に花を買っていくの。」
新卒でデパートに勤めていた頃、8月12 日が花市だというのをパートのSさんがよく言っていたのでそれで覚えた。 独身の頃なのでその日が花市というのも知らなかったし、そもそもお墓にあげる花は自宅の庭に咲いていた(母がそれ用に栽培していた)花を持って行くものだと思っていた。 お盆は慌ただしい。 人の行き来があるから。 親戚が線香を上げに来たり行ったり、お墓に行ったり。 客を迎える為の準備等。 姑がいた頃はいつもお尻を叩かれるように忙しくしていたので、叩かれないよう気を回して、親戚の行き来がある日は大嫌いだった。 今やっと自分で采配できるようになり、本来のやるべきことを穏やかな気持ちでこなせるようになった。 幼かった子供達、元気だった実家の両親。 混まないうちにと早朝のお墓に花上げも清々しくて厳かな気持ちになる。 そう遠くない未来、私も夫もこのお墓に入る時が来る。 どんな経緯でこの世に終わりを告げるのかは千差万別で想像がつかない。 せめて子どもたちには迷惑をかけないようにという気持ちは昔から変わらない。 歳のせいかあの世が身近に感じるようになってきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.12 14:53:59
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