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カテゴリ:こころ
近くのクリーニング店に行くとき、橋の上から川を見下ろすとシラサギがいた。
S字状の長い首の真っ白の鳥。いつも単独行動。 ふと自分と重ね合わせる。 全て単独行動ができたらどんなに良いだろう。 煩わしい人間関係を捨て、自己責任で生きていくこと。 1人で生きていくのは精神的に気楽のようで同時に全て自分で始末する大変さもある。 表向きの気楽さに憧れながらも私は到底シラサギになれず、人間関係の煩わしさに悩まされながらも同時に人に頼れる安心感のある生活を選んできた。 空を群れて飛ぶ鳥達。私はその中に自分を見る。 先頭の皆を引っ張って行く鳥に憧れながらも、歳を重ねるうちに到底自分にはできないと悟り、群れの後ろで時々外れながらも付いてくる鳥。 または表向きは平気そうな顔で取り繕って、周りは自分より年下の鳥達に囲まれながら真ん中辺で必死に群れに付いていく年老いた私。 惨めではあるけど表向きは平気そうにしてこれからも生きて行く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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