『14歳』 千原ジュニア
みなさん、こんにちは(^∀^)とうとう名古屋も梅雨入りだそうです・・・。(たしか)外回りの営業ウーマンとしては、少々厳しい季節です。さてさて、先日気になっていた本を読みました千原ジュニアの自伝『14歳』です「人生最悪」だったという14歳の頃の自伝的小説を発表。何カ月もパジャマを着て、テレビの"スナアラシ"が友達だった引きこもり少年が、自分探しの旅に出た......。これは、ある14歳の物語。パジャマを着た少年の物語。僕自身の物語。僕はもう何ヵ月もパジャマ暮らし。パジャマの少年を不思議がる人たちの視線にも慣れている。(本文より) 千原ジュニアが引きこもりだったという事は知っていたのですが、ここまで心が荒れていたとは・・・・・結構、衝撃的でした。この本は、カフェで1時間半ぐらいで全部読んでしまいましたそれぐらい、グワーーーっとその世界に入り込んでまるで自分が思春期の頃に戻っているような感覚に陥りました。何ていうんでしょう・・・何の飾りもない文体が書き連ねてある為なのか、どんどん主人公の心が、自分の心に重なってくるという感じです。「いじめ問題」「引きこもり問題」について、大人達がTV番組で「すべて原因は大人にあるんだ!」と解ったようなことを語っている事に対して主人公の少年は「ちゃうねん、自分自身の問題やねん。」と意見しているのが物凄く素直な感じがして、「だよね。」と思いました。 個人的には、おばあちゃんと二人っきりで行く金沢の旅のシーンがめちゃくちゃお気に入りですカフェなのに、思いっきり泣いてしまいましたから・・・(苦笑)そして、実の兄である靖史(せいじ)がめーっちゃかっこ良く感じました(^^)「すべらない話」では、よく残念な兄という形で登場しますが(笑)この兄弟は、めちゃ愛し合ってるんだな~と思いましたジュニアもそうですが、靖史兄さんも好きになってしまいました。