カテゴリ:つぶやき・たわごと(爆)
随分前に紹介した 名駅(めいえき 名古屋駅)前の 大名古屋ビルヂングが 幕を閉じるそうです。 「ヂ」の文字、半世紀…30日に閉館 写真は2007年に撮ったものです(笑) ------------------------------------------------------------ 名古屋駅前のランドマークとして半世紀の歴史を歩んだ「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区)が、老朽化のため30日に閉館する。高度経済成長とともに時を刻み、時代がかった名称を掲げた屋上の看板は多くの市民や観光客に親しまれてきた。15年秋に高層ビルに生まれ変わる予定だが、市民らから「名称を残してほしい」との声が寄せられている。 ◇市民ら惜しむ声 ビルは三菱地所の所有で、1960年に着工、62年から65年にかけて順次開館した。59年9月の伊勢湾台風で被災した東海地方を視察した三菱地所の渡辺武次郎社長が「名古屋のためにやるべきことがあるとすれば、これだという感にうたれた」と決意したという。高さ41メートル、地上12階の建物は当時は中部最大で、1階の大理石の内装など高級感も話題になった。 水野隆夫さん(70)=名古屋市昭和区=は当時20代の若手商社マンで、開館から数年間、多くの大企業が事務所を構えるビルの取引先を毎週のように訪れた。「駅前再開発が進む中、いつかは閉じられるだろうと思っていたけど……」とビルを見上げ「取引先と一緒に屋上のビアガーデンの『マイアミ』で息抜きもした。熱気にあふれ、経済成長を実感していた」と懐かしむ。 飲食店など約40店が入る地下街「ダイナード」はサラリーマンでにぎわった。酒やたばこを販売する「林屋」は62年から営業する古株だ。91年から店に立ち続けた野村朱美さん(66)=同市守山区=は「勤め始めた頃はバブル景気の名残があり、毎朝大勢の人が寄ってくれた。レジが混雑して大変でした」と振り返り、「最近は顔なじみが少しずつ減って、寂しくなっていた」と話す。建て替え後に再出店するか検討中だが、野村さんは「店が再開しなくても、同じ場所からどんな風景になるのか見てみたい」と期待を寄せる。 ビルは高さ約180メートル、34階建てに建て替えられる。管理する三菱地所名古屋支店には「大名古屋ビルヂングの名称を残してほしい」との声が幅広い世代から寄せられているという。同支店は「多くの地元の方に愛され、親しまれてきた名称。継承も含めて検討していきたい」と話している。【森有正、三鬼治】 ◇「大」と「ヂ」 「大名古屋ビルヂング」は三菱地所が命名した。「大」は「大名古屋経済圏」の発展を願い、「ヂ」は当時、同社所有の各地のビルで使用していたという。同社のビルの名称は、02年に完成した東京の「丸の内ビルディング」以降、「ディ」に変わっている。 毎日新聞より --------------------------------------------------------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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