泣ける映画
少し前にスマステ(テレビ朝日)で、“泣ける映画”特集をしていたんですが、私としては納得のいかない作品が多少入っていて(苦笑)・・・・まぁ個人の意見ですが、それは良しなんですけど。で、自分なりに“泣ける映画”をリストアップしながらまた寝る前の妄想を楽しんでしまったので、ブログに書いておこうと思い、今書いております。ちなみに、選んだのは10年以上前の作品を中心にしました。<晩秋(1989)>解説:年老いた父と息子の交流を通して、家族の絆を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはスティーヴン・スピルバーグとフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ。ウィリアム・ワートンの原作。出演はジャック・レモン、テッド・ダンソンほか。感想:老いと病の描写が素晴らしくリアルで、涙した記憶があります。「自分の親が老いる」という現実を受け止める事の辛さがひしひしと伝わってきました。<シャイン(1995)>解説:ピアノの天才少年と呼ばれ、一度は精神を病みながら、ハンディキャップを越えて復帰した実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッド(1948?)の半生を基に描く感動の音楽ドラマ。監督はテレビのドキュメンタリー出身のスコット・ヒックス。音楽はデイヴィッド・ヒルシュフェルダーで、ピアノ演奏はヘルフゴット自身によるもの。出演は成人したデイヴィッド・ヘルフゴット役を23年間舞台での俳優・演出のキャリアを持つジェフリー・ラッシュ、10代を「ペテルブルグ幻想」のノア・テイラー、幼年期をアレックス・ラファロヴィッツが演じた。共演は父親役に「ホーリー・ウェディング」のアーミン・ミューラー=スタール、「ある貴婦人の肖像」の名優ジョン・ギールグッドほか。97年キネマ旬報外国映画ベスト・テン第3位。感想:私はこれまでの音楽映画の中では<アマデウス>がダントツNO.1でした。でもこの映画を観て、順位が逆転しそうなほど、良かったんです。まず音楽もさることながら映像も美しい!そして素晴らしい役者陣。ジャケットにもなっているトランポリンのシーンは忘れられません。音楽好きな人も映像好きな人にもお勧めです♪<ライフ イズ ビューティフル(1998)>解説:収容所に送られたユダヤ人の父親が幼い息子を生きながらえさせるためにとった意外な作戦をぺーソスあふれるタッチで描いた感動作。監督・主演は「ボイス・オブ・ムーン」(主演)「ジョニーの事情」(主演・監督)のイタリアを代表する喜劇俳優ロベルト・ベニーニ。共演はベニーニ夫人で彼の作品でコンビを組むニコレッタ・ブラスキ(「ミステリー・トレイン」)、新人のジョルジオ・カンタリーニほか。感想:みなまで言わなくともご存知なこの映画。私はこの映画を留学中に観たんですが・・・・まだ英語が乏しかった時に観たにも関わらず、映画館ですすり泣きしました。ユダヤ人の父親がつく“世界でいちばん、あったかい“嘘””に涙がぽろぽろあふれ出てきました。やたらとドンパチシーンが多い戦争映画がはびこる中、私はこういう戦争映画の方が胸に染み入ります。。。<愛を乞う人(1998)>解説:幼い頃に実母に折檻を受け続けた記憶から脱しきれないひとりの中年女性の姿を通し、親子の絆とは何かを問う人間ドラマ。監督は「学校の怪談2」の平山秀幸。脚本は、下田治美の同名小説を基に「岸和田少年愚連隊」の鄭義信が脚色。主演は「絵の中のぼくの村」の原田美枝子。文部省特選、第22回モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞受賞作品。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第2位。感想:映画館で最初のシーンから泣きそうになったのを覚えています。それくらい何かこううったえかけてくるものがあったのです。とにかく主演である原田美枝子さんの演技が凄すぎっ!!2役されてるんですが、見事としか言いようが無いです!「親子のつながり」について考えさせられる深い映画です。<ひまわり(1970)>解説:監督はネオレアリズモ(イタリアンリアリズム)の一翼を担ったヴィットリオ・デ・シーカ。音楽を「ティファニーで朝食を」や「ピンクパンサー」などで知られるヘンリー・マンシーニが担当し、公開当時には主題曲も日本でヒットした。戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末を悲哀たっぷりに描いた作品で、劇中幾度か登場する、地平線にまで及ぶひまわり畑の美しさと、もの悲しさが圧巻。当時、他国と断絶していたソ連に入国するのは容易ではなく、まして映画の撮影には当然許可が下りなかった。しかし、必死で映画の内容を説明し許可を得ることができたという。出演:マルチェロ・マストロヤンニ,ソフィア・ローレン感想:あまり恋愛映画は好まない私ですが、これは見て泣きましたね~。イタリアの陽気な女性がすごく苦労して老け込んでいく様子をソフィア・ローレンが熱演しています。このソフィアの演技だけでも、この映画を観る価値はあると思います。多くの戦争テーマの映画は必ず悪役がいる場合が多い。けれども、本編ではイデオロギーも何も一切描かず、ただ、戦争という状況の中でいかに生きたかが描かれています。<息子(1991)>解説:田舎に住む父親と都会でフリーアルバイター生活を送る息子との対立と和解を通して、家族の真の幸福を描くドラマ。椎名誠原作『倉庫作業員』を基にした映画化で、脚本・監督は「男はつらいよ 寅次郎の休日」の山田洋次。主な出演者は「釣りバカ日誌3」の三國連太郎、「喪の仕事」の永瀬正敏など。感想:山田洋次監督作品の中で一番好きな映画です!キャストも素晴らしく、三國さんと永瀬さんの演技は素晴らしい!!人間とは?社会とは?家族とは?をしっかりと描きつつ、しっとりと見せてくれる山田監督はさすがです!!<フライド・グリーン・トマト(1991)>解説:20~50年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理に賑わうカフェを切り盛りする2人の女性をめぐる出来事を、現代のジョージア州の老人ホームで、老女が中年女性に語って聞かせるという形で描く人間ドラマ。製作・監督はこれが劇場映画デビューとなるジョン・アヴネット。出演はキャシー・ベイツ、ジェシカ・タンディ。感想:独特の世界観で語られる女性同士の友情のお話。おばあさん(ジェシカ)の人生が感動的。やっぱり女の友情は良いな~って改めて思わせてくれる作品です。他にもありますが、妄想タイム中に浮かんだのはこれらの作品だったので、これくらいにしときます★泣きたい夜がありましたら、一度ご覧下さい。