時給600円?! ~TVのお仕事~
昨日の飲み会で、久々に大阪で同じ会社で働いていた先輩ディレクター“Gちゃん”に会いました。Gちゃんは3年ほど前にフリーとなり、東京に出てきたのですが、フリーになってからも、頑張ってバリバリ仕事してます。そんなGちゃんと私は、AD時代の半分は共に仕事をした仲です。丁度Gちゃんがディレクターになって間もない頃に私がADでついたこともあり、超厳しく、超たいへんでした。それは今では彼も認めており、前回飲みに行ったときも「いや~ホンマあの頃はちょうどオレもテンパって仕事してたから、お前はほんま辛かったと思うわ~」と言ってはりました。でも、私はこのGちゃんは大好きだし、尊敬しています。仕事はきつかったけど、でも、めっちゃ面白いんですよ!その辺の芸人よりはず~っと面白い!!一緒にコント番組やバラエティ系をしていても、やっぱり面白いから、多少(?)の無理難題は「しゃ~ないな~★」って思えるんですよね。そしてこのGちゃんとある特番をしていた頃、私は他の特番にも就くことになり、更にレギュラーの紀行モノもあったので、めちゃめちゃ忙しかったんです。週に1,2回しか家に帰れなかったり・・とかは当たり前のこのテレビ業界ですが、この時は泊まりのロケなどもあり、それが一ヶ月近く続いてしまい、うちの両親は私の身体を心配してハラハラしていたらしいですm(__)m怒濤の一ヶ月が終わろうとしていた頃、ちょうどお給料が出てGちゃんと二人で給料明細を見ながら、「フゥ~ッ」と、ため息・・・二人「あんだけ働いたのに、、、こんだけか~・・」私「Gちゃんディレクターやねんから、いっぱい入ったっしょ?」G「アホか!そないに変わらんわ。俺お前にロケハンまかせたから ロケハン手当つかへんし・・・」私「せっこ~!!(笑)」そして何気に二人で勤務表を見て、なんとなく二人で“私らって時給なんぼやろう?”と思い、せっせと計算。ジャラジャラジャラジャラジャラ チーン!Gちゃん 時給750円私 時給600円 二人「安っ!!!」 「なんやこれ?!こんなんバイトでもあるか~?!」 「ここまで安かったら笑えるな~」そこへ、いつから私達の会話を聞いていたのか突然Gちゃんよりもエラい(超恐い)Iディレクターが現れ「オレ、700円や・・・Gより安いやんけ!!」私とG フリーズ・・・( ̄o ̄;)その人は、社内一ロケが多く、多忙な方・・・妻子もいるのに、時給65円って・・・超恐いディレクターが怒りモードのまま去ったあと、疲れもあり、二人とも一気にナチュラルハイに突入。その後飲みに行きました。もちろん時給の良いGちゃんのおごりで★ね、安いっしょ~?でもね~局勤めでもない限り、制作会社員の超多忙な時の時給はこんなもんです、ハイ。ホント、好きじゃないとやってられませんよ!これを読んでいる方の中に、もしテレビ業界への就職or転職を希望している人がいるなら、まずこの時給に耐えられるかどうか、よ~く考えてから決めてくださいね★