カテゴリ:こども
実家の台所の窓の外側に、夜になるとトカゲかヤモリかわからないが
そんなのが張り付くことがある。 調べたら、ヤモリらしい。 夕飯時になると見えるので 「また今日も来てるよ!」なんて会話がしばしば起こる。 昨日、玄関にそんなのが入ってきた。 いつものよりかなり小さい。体長3センチ程。 早速捕獲し、カップに小さな穴を開けたラップで蓋をして入れた。 息子1は上から眺めたり、横から覗いたりした。 「口パカパカ開けてるよ!あくびしてるのかなぁ」 「明日保育園で○○ちゃんに見せてあげるんだ」 今朝、それがピクリとも動かない。 どうやら死んでしまったようだ。 それでも保育園に持っていくと聞かないので、 とりあえず持っていくことにした。 すぐ私が持って帰ったのだが・・・。 別れ際まず泣くことがない息子1が大泣きして 「ママ、持って行かないで~!!」と主張。 園から実家に行き、庭に埋めることにした。 穴を掘り、そこにカップから移す。 埋めた後もそこから離れない。 「もう家に入ろうよ」 「ずっとここにいる!入ったらトカゲが寂しがるよ」 「もう死んじゃったから、ここにいても分からないと思うよ」 「嫌だ~!僕も死ぬ!」・・・大げさな。 「死んじゃったらママが悲しくなるからそんなこと言わないで」 「今は僕が悲しい、何で悲しくなるの~!!」号泣。 愛着のある玩具が無くなった気分のようにトカゲという「モノ」が無くなるのが悲しいのか、 それとも昨日は元気に動いていたトカゲの「イノチ」が亡くなったことが悲しいのか。 どちらなのかは息子1の言動を見てもよく分からない。 まだ3歳だし、表現はつたないし、死の概念が分かるとも思いにくい。 寝る前に 「またトカゲさん来る?」 「同じのは来ないけど、いつも来る窓に張り付くのがお母さんかも知れないねぇ」 「子供が心配なの?お墓に入ったやつ?」 「そうだよ、うちの子はどうしたかなぁと思ってるんじゃない?」 鼻声になりながら息子1が言った。 「僕ね、大きくなったらカラスになる。 それで、赤ちゃんトカゲをお母さんの所へ連れて行って、一緒に寝かせてあげるんだ。 赤ちゃんが元気になるようにね」 以前読んだダンボで、カラスが空を飛ぶダンボを応援するのを 若干勘違いして理解してるような。 それでも、優しい気持ちが育っているのは確かなようだ。 こういう気持ちを忘れないで大きくなって欲しい。 久々に子供に泣かされた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.08 23:20:25
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