地震についての考察
ちょうど、石が出た!と出たかりの石をジロジロ観察していたとき。ぐら~~~り、ぐら~~~りと揺れているではないですか。最初は「目眩?」とか思いました。何せ長かったですから。しばらくしてテレビをつけると新潟の柏崎が大変な事に!震度6強ですか、驚きました。今回の地震、比較的都市部での地震では?と言えます。前回の中越地震は山間部中心。しかし東京の人口や構成を考えると比較にならない地方都市ですけど。ヘリでの空撮をみると倒壊家屋の多さが判ります。中越地震を耐えた家屋が今回は倒壊している。また、地震が長周期地震も組合わさった特異なもの。地下のプレート伝いに三陸が揺れたり、東京は4分も揺れたり。今回の震源域、神戸新潟構造帯と言われる断層帯にあります。末端の神戸には阪神淡路大震災の震源地も。当然昨年の能登地震、一昨年の中越地震の震源も含まれます。活発な活動域での地震だった訳です。さて、運悪くお亡くなりになった方は皆さん70代以上の高齢者の方ばかり。地方都市の高齢化、浮き彫りにされていますね。さて、私の住む練馬と人口密度で比較すると柏崎は練馬の約50分の1なんですね。それであの被害。けが人の数。お亡くなりになった方の数。練馬で同程度の地震があった場合の被害を考えてみました。人口密度に比例する訳ではないですが、比較対象にはちょうど良いので。死者500人、負傷者50000人。家屋が倒壊し、道路も封鎖され救急車も自由に動けない状況ではそれ以上?ある機関が算出した東京直下での大地震の被害想定結果は、死者7,159人、負傷者158,032人。地震のニュースから一転、チャンネルを変えるとバラエティーの笑い声。日本ってホント平和ボケした国だと思います。ボランティアの呼びかけや、明日は我が身的な防災情報をなぜもっと伝えないのでしょう?水が無い、食べ物が無い、避難場所が、など被災するといろんな問題が出てきます。今こそ、そういった問題を議論すべきなのでは?出来るうちに我々も準備、備えをしておくべきです。東京は水害も無く、地震も来ない、とても安全な場所みたいに考えてる人は危険ですから考えを改めましょう。忘れた頃に地震は必ず来ます。