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カテゴリ:フローレス・コモド釣行記
1月15日昼過ぎ。
ついに出港した「カイザーラウド2号」。 バリの山の町ウブド⇒フローレスの港町ラブハンバジョー⇒目前の海 めまぐるしく変わっていく目の前景色に心はちょっと遅れ気味。 ただただ目の前に広がる蒼い蒼い海に圧倒。 そして周りに浮かぶ島々の迫力にも圧倒。 小島一つ一つが手付かずの大自然そのままを残していて、 岩肌がむき出しになった断崖絶壁はまるで古代の遺跡みたい。 タイのアユタヤで荒れ果てた遺跡を見て回った事があったけど、 その時の心境となぜか少し重なる物がある。 何千年もかけて、いまもなお形を変えていく島、岩、草木。 見れば見るほど呑み込まれる。 「中国の南画みたいな景色でしょ?いつもこの景色を写真に撮りたいと思うんだけど、 写真にするとどうしてもこの迫力はなくなっちゃうんだよね。 もし自分が絵を描けたらこの迫力も伝えられるのかな、なんて思うんだよね。」 とU-さんが言っていた。 自分がここにいる現実感が薄れるくらいに圧倒的な景色。 すごい。。。 俺にも絵が描けたらなあ。 と、コモドの景色に目も心も奪われているうちに釣りはスタート。 釣り人サン達4名がコーラの小瓶ほどもあるルアーを投げては 引き、巻いて戻し、それを繰り返しまた投げる。 見てると楽そうだけど、実際はコレを何投も繰り返していくことは 相当の体力の要るものらしい。その為に体を鍛え上げている人もいるそうだ。 キャプテン、U-さんの案内するポイントで 釣り人達は賑やかに冗談を言い合いながら繰り返しルアーを投げ続ける。 ・・・ ・・・・・ ・・・・・・・・・ おぉ!出た!! 釣竿が大きくしなり、みんなから歓声があがる。 数分の格闘の後、大きなロウニンアジが姿を現し、 網にすくわれて甲板へと上げられる むぅ! デカイ!! 初めてみるロウニンアジことGT 巨大な体。 「まだあれは小さな方だよ」とU-さん。 でも生まれて初めて見たGTフィッシング。 ちょっと感動でテンションが上がった。 その後も数匹のGTが釣れ、 「今日はこんなもんか、明日からが勝負だな~!」なんて釣り人達の会話。 言葉とは裏腹にとても楽しげなみなさんは明日への期待で目がイキイキとしていた。 そうして1月15日夕6時過ぎ頃。 コモド唯一の宿泊施設があるという国立公園の一角から突き出た桟橋が見えてくる。 船は釣りを終えてついにコモド島へと到着するのだ。 初めてだらけの1日。 しかし、初めてだらけ、驚きと圧倒の一日はまだまだ終わらないのであった。 そう、コモドで迎えた初めての夜もまた、僕の度肝を抜いてくれたのでした。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.02.05 19:42:13
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