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カテゴリ:フローレス・コモド釣行記
翌朝、6時起床。
朝食まで時間があったので散歩して暇を潰そうと歩いていると、 なにやら黒い物体を発見。倒れた木?もしくは置物? まさか、あれがコモドドラゴンだったりして。 んで、近づいてよく見ると、やはり!こいつがコモドドラゴンでした! のそっのそっとかなりのんびりとした動き。しかも2匹。 国立公園のレンジャーいわく、 「あれはわざとゆっくり動いて油断させてるんだよ。 いざ獲物を捕まえようとする時の動きはとても速いからね」 そのうち釣り人サン達も集まってきて、 「おぉ」「すげえ」「こいつがコモドドラゴンか」 なんて初めて見る古代恐竜の生き残りの姿に興奮。 中でも勇気満開の一名は後ろからコモドドラゴンを触ってました。 レンジャーいわく、 「めったに人を襲う事はないんだよ」 ということで、僕も恐る恐る尻尾にタッチ! ゴツゴツとした爬虫類系の皮膚は見た目どおり固かった。 ~~~~~~~~~~~~~~ ん~こうして事細かに日記に書いていくとどうもポイントがずれてきてしまう。 なのでちょっとスピードアップ。 要するに今回の仕事の話というのは 「このコモド・フローレスの海でフィッシングガイド(船長)にならないか?」 ということ。 ウブドのTシャツ屋から、コモドの船長へ。 いや、悩んだ。悩んだね~。 その心の葛藤を恥ずかしながらも正直にこれから記していこうと思います。 ~~~~~~~~~~~~~~ 興奮さめやらぬまま、朝食を食べると、 再びコモドの海へと出港です。 朝から夕方まで釣り、釣り、釣り。 その次の日はコモドを離れ釣りをしながら再びラブハンバジョーへ。 残り2泊はここですごします。 バリから来た時は田舎に思えたラブハンバジョーも コモドから帰ってみると賑やかしい、素敵な港町。 しかし、コモドでの2泊を含めた3日間の間、 僕はず~っと考えていました。 激しい海のうねりにガックンガックンしながら、 水しぶきを大量に浴びた上で風にビュンビュンさらされながら、 U-さんにこの仕事のこと、海のことなどたくさん聞かせてもらいながら。 「俺にこの仕事ができるのだろうか?そもそもこの仕事がしたいのだろうか?」 自問自答を繰り返しつつ、やはり辿り着いたのは バリに住もうと思ったときの最初の気持ち。 「何かモノを創って食べていきたい。」 という憧れのような思い。 そして 「このウブドという好きな土地で暮らしてみたい」 という気持ち。 3日目の夕方、たまたまU-さんと船の上でTシャツの話になったのだけど その時がこの3日間で僕は一番楽しかった。思わず笑顔になっていた。 それでその日の夜、夕食を食べた後、 U-さんと2人で話しをして自分の気持ちを伝えました。 「この仕事かなりハードだと思います。 けどもし3ヶ月、半年、1年やれといわれれば やってやれないことはないと思うんです。 でもこれをずっと仕事としてやっていく事はできません。 やっぱり自分のできるところまで精一杯やってみたいんです。。」 その時の自分には迷いもなかったような気がします。 Tシャツ屋を中途半端にして終わらせたくなかったし U-さんの仕事ぶりを見て自分の努力不足を思い知らされたし。 ここで船の仕事を今後それだけ頑張って続けてこうってんなら、 それと同じくらいの頑張りをバリのウブドでし続けよう。 そう思ったから。 期待に応えられなかった僕にU-さんは 「残念だけど、しょうがないことだな、 けどもしやる気になったらいつでも連絡してよね。 バリに戻ったらまた一緒に飲もう。」 と優しく言ってくれました。 そして、 「せっかくだからこのツアーの最後まで見ていきなよ。」 といってくれたので その後はまた2日間船に乗り、このツアーの終わりと同時に バリに戻る事になりました。 うん、そうか、これは自分再確認の旅だったのだ。 そうしてウブドに戻った僕はTシャツ屋に戻り、 前にもましてパワフルにTシャツ作りに励むのでした。 めでためでたし・・・・ ・・・とならないのがねぇ。 我ながら情けない気もしますが、まだこれで話は終わらないのです。。 まだ続きます。(長い!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.02.08 11:03:43
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