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カテゴリ:フローレス・コモド釣行記
事務所で雑誌を読んで、
この数日間、この釣りの世界ではトップと呼ばれるような人を乗せて 海の上で見てきた事も重ね合わせて自分が感じたのは 「これは2.3年どころで1人前になれる話じゃない。 何年かかっても学びつくす事のない職人のような世界なんじゃないか。」 ということ。 そんな事を、Tシャツづくりと並行して、仕事として割り切ってだなんて。。 休みを取って大金払って, 1年も前からこんな遠くまで釣りに来る事を 楽しみにしてくる釣り人さん達の命を預かってガイドする、 それはそんなに簡単なことじゃないだろう。 完全に間違ってた。 甘い自分を鍛えなおす為に、この仕事をする、ということ自体が甘かった。。。 それにまったく気づかなかったとは。。。 甘い考え、半端な覚悟。 それを叩き直すため行く、ということ自体がもう半端で甘かったのだ。 いや、ほんとに覚悟さえできていれば、できたことなのかもしれない。 でも僕は違ったし、やはり自分で実際見て、感じて、 これは自分にできない仕事だと思った。 1度目のツアーが終わってバリに戻った時、 いいTシャツを作ることも出来ずにいて自信を失っていた。 自分の判断、それ自体が間違ってるんじゃないか? そう思って人に相談するのではなく、 結論まで求めてしまったのだ。 やるのは自分自身で、見て来たのも自分自身だったにも関わらず・・・。 そして、2度目のフローレス4日目の夜。 U-さんから改めて本当に仕事を続けていくかどうかを聞かれた。 最後の迷い。 でも答えは決まっていた。 「すいません・・・。」 「そうか・・。」 U-さんはこの時も優しく受け入れてくれました。。。。 ~~~ そうして次の日。僕はまたバリ島行きの飛行機に乗っていた。 飛行機の窓からのぞく蒼と碧の壮大な景色は相変わらずで 間近で見てもスケールのデカかかった大自然は空から眺めても やはり圧倒的に美しくて、壮大だった。 そして、その中に浮かぶ小さな点のような白い船を見つけると 「あれにU-さんが乗ってるのかな?」と思ったりして、 その隣に座っている自分を少し想像してみたけど、 もう、うまくいかなかった。 ~おしまい~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.02.14 11:21:42
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